自主自立を育てる教科外活動

教科外活動(行事、自治会、クラブ)を通して、自主自立を育てます。自主自立を育てるうえで大事にしていることが2つあります。一つ目は他人の存在で、自主自立は自分だけでは育ちません。他人に配慮すること、他人の行動に責任を持つことがなければ自立はないと思います。集団活動を通じて、生徒同士や教師とのやり取りの中で自主自立が培われていきます。二つ目は生徒の側から物事を変えることができるしくみです。教員が一方的に物事を決めてしまうと、生徒が自ら考え、行動する力を奪っていくことになります。対教師、対生徒と対話を通じて、物事を変えていく、そういう行為が自主自立を確かなものにしていきます。


昨年は、体育祭の内容を大きく変更しました。学年によっては生徒からの発案で学年旅行を企画しています。また、自治会では生徒と教師の話し合いの場をつくろうと計画しています。生徒の中から、物事を変えていこう、主体的に取り組もうという姿勢が生まれています。

   

◯行事

 

自主自立を育てる

 

明星学園には、3つの大きな行事、体育祭、明星祭、音楽祭があります。各行事には、それぞれ、体育祭委員会、明星祭委員会、音楽祭委員会が設置され、各委員会はクラス活動をサポートする形で全体運営に当たります。また、クラスではクラス委員が3回の行事でクラスをまとめていきます。各委員会、クラス委員を中心に、全ての生徒が行事に主体的に参加することで、自主自立が促されていきます。

   

体育祭…2016年6月2日(木)、3日(金)

 

クラスの親睦を深める

 

体育祭は1学期に行われる1年の最初の行事です。10年生は入学したばかりで、お互いをよく知らない状態で、11年生はクラス替えが行われた新しいメンバーで、12年生は、高校最後の行事として、クラスの親睦が深まります。スポーツを介したコミュニケーションにより、自分のクラスに帰属感、安心感を持つことができるようになります。  体育祭の競技は、体育祭委員を中心に生徒自身が決めていきます。一昨年は、それまでの球技中心の体育祭から、みんなでできる大縄跳びや全員リレーなどを含む体育祭へ変更しました。これは、球技中心だと全員が楽しめないからという反省から生まれました。自分たちで考え、物事を決定していく、この行動が自主自立を育てていきます。  

   

明星祭…2016年9月17日(土)、18日(日)

 

クラスの個性を表現する

 

2学期には、明星祭が行われます。体育祭を経て、クラスの親睦が深まり、クラスのメンバーの個性をお互いが理解するようになります。明星祭では、各クラスの個性を最大限に引き出せるように、クラスで企画を行います。クラス全員で取り組むことができる企画を自分たちで考え、クラスのメンバーがお互いの長所を知り、適切な役割分担をすることで、クラスの力が引き出されていきます。
また、クラスの企画以外にも、授業企画や、文化部を中心としたクラブの発表、展示といった企画、有志によるバンドやステージ、展示などの企画と、様々なものが行われ、生徒の個性がいかんなく発揮される行事です。中庭に校舎壁面を利用した巨大なパネルが制作され、明星祭のシンボルとなっています。  

   

音楽祭…2017年2月2日(木)

 

クラス活動の集大成

 

3学期には、校外で公共のホールを借りて行われる音楽祭があります。クラス対抗の合唱コンクール(課題曲と自由曲、ピアノ伴奏など)で、クラスでは体育祭、明星祭の経験を生かして自分達でクラスの運営を行えるようになります。自由曲や、各パートを決めるなど、数か月前から準備に入り、昼休みや放課後を使って練習し、本番を迎えます。1年間のクラス活動の集大成として、クラスがまとまり、達成感が生まれます。  

   

自治会本部

 

自治会選挙で選ばれた、会長、副会長、会計、書記から構成されています。クラス、委員会、クラブなどの学校の自治活動全体の運営を行っています。近年、次の3つのことに力を入れています。
 1つ目は二者協議会です。二者協議会とは、教師と生徒がより良い学校づくりを目指す話し合いの場です。今年度、生徒と教師が入った準備委員会が立ち上がり、これから具体的な形を作っていきます。発端は、自治会側からの提案です。自治会は、生徒の学校に対する要望を多く耳にしてきたけれど、要望や意見を集めて教師と生徒間で考えることができるような場がないので是非作ってほしいという願いからでした。
 2つ目は地域への貢献です。土曜日の放課後に、学校の外へ出て、清掃活動を始めています。通学路、井之頭公園の中のごみを拾うことで、少しでも、地域の方々に喜んでいただこうという考えから始まりました。
 3つ目が法政大学中学高校との連携です。玉川上水沿いに少し歩いた場所に、法政大学中学高校があります。法政大学中学高校の生徒会との交流が始まっていて、3者協議会を見学させてもらい、自分たちの二者協議会の参考にする、また、地域の清掃など一緒にできる準備を進めています。
 自分たちで考えたことを、学校の内外に活動を広げています。生徒全員に受け身でない、主体的な行動を促し、責任と自覚が生まれていきます。  

   

中央委員会

 

自治会本部の役員と各委員会の委員長で構成される委員会です。毎週一度集まり、情報共有を行っています。ゴールデンウィークには、一日かけて、前年度の反省を行い、その年に行う活動の目標を立てます。

   

クラス委員会

 

10年、11年、12年の各学年におかれた委員会で、各クラスから2名選出された委員から構成されています。体育祭、明星祭、音楽祭の各委員会からの指示に従ってクラスをまとめていきます。また、二者協議会に向けてのグループワークを取り仕切り、クラスの意見を自治会本部に伝えます。それ以外にも学年ごとにそれぞれ企画を考えて運営しています。

   

体育祭委員会・明星祭委員会・音楽祭委員会

 

各行事の運営を行う委員会です。

   

クラブ委員会

 

各クラブの代表者が集まり、クラブ間の情報を共有する場です。クラブの活性化を目標としています。広報委員会と大会や試合結果の報告書を作成したり、当番制で校内清掃をしたりしています。

   

図書委員会

 

図書室でカウンターでの貸し出し、返却、書架整理といった仕事を行います。また、委員会で班活動があり、生徒からリクエストされた本を買いに行ったり、新着図書のPOPを作成したり、季節ごとのポスターを張り出したりしています。明星祭では生徒から募集した古本を販売する「古本市」、有志の生徒から募集した作品をまとめて本にした「夕星(ゆうつづ)」などを製作・販売しています。

   

広報委員会

 

自治会の活動を全校生徒に広報する活動をしています。行事ごとに新聞を発行したり、クラブの結果報告をしたり、明星祭では、卒業生のインタビューを行っています。