身近なあらゆるところに存在する“自然”について学ぶ。
身近なあらゆるところに存在する“自然”について、認識し、その法則性を学ぶことは、“豊かな自然”を実感する心の豊かさを育むだけでなく、私たちをとりまく事物の本質を判断する力を育むことにもつながります。基礎的な科学的知識を持つことは、日常生活においても重要ですし、科学的思考力は理系以外の職業分野でも必要とされる能力なのです。
10年次、物質、生命・自然、運動・エネルギー、地球・宇宙に関する基礎を学んだ後、11年次以降、発展的な内容を学んでいきます。また、医学やコンピュータ、家電製品などにおいて活用されている自然科学の法則に基づく技術などについても触れていきます。
10年次
物質・生命・自然・運動・エネルギー・地球・宇宙といった自然科学の様々な領域を理解するのに必要な知識や考え方を身につけるために、物理・化学・生物・地学の各分野の基本を必修で学習する。
理科総合A(3単位)
必修科目
- 物質を構成する基本単位である原子の構造と結合、および化学反応式、酸、塩基を中心に学習する。
生物(1単位)
必修科目
- 生物に関しては、顕微鏡による生物観察の基本を習熟した上で、「分類」を通した生命の多様性、「遺伝子とDNA」を通した生命の共通性を学習する。物理に関しては、速度・加速度を学習する。
11年次
11年次の理科は、自然科学の4分野について専門的に学んでいく物理Ⅰ・化学Ⅰ・生物Ⅰ・地学Ⅰで構成されている。12年次と共修の実験科目(実験化学)も選択できる。
地学Ⅰ(2単位)
必修科目
- 地球や宇宙について実験・観察を通じ学んでいく。地球科学の基礎事項を系統的に理解することを目的として構成された部分と、宇宙に存在する様々な天体についての基礎知識を身に付け、天体の情報を得るための観測方法について理解することを目的とした部分からなる。
物理Ⅰ(4単位)
選択科目
- 2つの内容を並行して進めていく。一方は物体の運動についてまとめた力学の初歩と波動についての学習で、もう一方は電気と磁気の学習である。
化学Ⅰ(4単位)
選択科目
- 10年の必修化学(理科総合A)を基礎に実験を入れながらより深い内容を学ぶ。具体的には「熱化学」「酸と塩基」「酸化還元」「周期表」「遷移元素」「有機化学」等々を受験も視野に入れ演習も行う。
生物Ⅰ(4単位)
選択科目
- 生命の連続性(細胞、生殖、発生、遺伝)および恒常性の維持(体液、神経、ホルモン)について学習する。
実験化学(2単位)
選択科目
- 毎時間の実験を通して化学の楽しさと醍醐味を体験できるようにする。理論面での理解の深化も同時に目指していく。ガラス細工、鏡作り、合金製作、豆腐作り、日光写真、化粧品作り、水飴作り等々多様な実験に取り組んでいく。明星祭ではグループ毎にテーマを決めて研究発表をする。
12年次
11年次の物理Ⅰ・化学Ⅰ・生物Ⅰ・地学Ⅰに接続した内容で物理Ⅱ・化学Ⅱ・生物Ⅱ・地学Ⅱを置き、4分野が完結するよう構成されている。実験化学は11年次と共修する。
物理Ⅱ(4単位)
選択科目
- 物理Ⅰに続く内容で、力学・波動の後半部分と原子についての学習の後に、ラジオについて基礎的な学習・製作・測定を行う。
化学Ⅱ(4単位)
選択科目
- 11年の化学Ⅰの継続でさらに深く学ぶ。具体的には「気体の性質」「溶液」「化学平衡」「糖類とタンパク質」「合成高分子化合物」「生命の化学」等々を受験も視野に入れて学習する。
生物Ⅱ(4単位)
選択科目
- 生物Ⅰに続いて行う内容で、物質代謝(同化、異化)、遺伝情報と形質発現、生命の起源と進化、生物と環境・生態系について学習する。
地学Ⅱ(4単位)
選択科目
- 地学Ⅰに引き続いて行う。探求活動を中心に、地球、地球表層環境、宇宙について学習する。
生化学実験(2単位)
選択科目
- 生物と化学の両面を、実験を通して理解していける内容でバクテリアの培養から組織の培養・カイコを使った実験、さらに生物が作り出す色素や香りの実験・様々な物質の抽出や分析などの実験を毎回行う。
実験化学(2単位)
選択科目
- 11年次と同じ