菅谷昭さん(現松本市長)が明星学園にやって来た!! 9年特別授業『21世紀を生きる君たちへの期待』

11月8日(水)、菅谷昭松本市長がお忙しい中、9年生のために明星学園にやってきてくださいました。体育科の高橋教諭が保健の授業で扱ったNHKの『プロジェクトX挑戦者たち』「チェルノブイリの傷 奇跡のメス」、そこには大学病院での安定した地位を投げ捨て、単身チェルノブイリ原発事故で飛散した放射性物質の大きな被害を受けていたベラルーシの町で医療支援活動を続ける菅谷さんの姿がありました。彼の甲状腺がんの高度な手術技術や、常に患者の立場に立って接する姿に、若い現地の医師たちは心打たれ、彼を慕い、彼から様々なことを学び始めます。それだけではありません。彼は、がんの再発に不安を感じる患者たちの家を一軒一軒訪ね、診察を続けるのです。

日本に戻られ、医師という立場から、現在松本市長として活動されている菅谷さんに是非会いたい、菅谷さんを子どもたちに是非とも出会わせたい、その思いがなんと実現してしまったのです。菅谷さんからは事前にこんな明星生へのメッセージをいただきました。

21世紀を生きる君たちへの期待

君たちにとって「地球市民」として生きる新しい生き方は、それぞれ自分自身で創っていくべきだと思います。そして、そのためには時代に流されることなく、時には勇気を持って立ち止まり、もう一度自分を見つめ直すことも必要です。しかし、考えるだけで行動を起こさなければ何も生まれません。まず第1歩を踏み出してください! 今、改めて21世紀を生きる君たちにエールを贈ります。

「人生や人の生き方に教科書はありません」

勇気ある行動と創造に向けての努力によって、「机上」のではなく、「人間社会」のエリートになってください。地球規模の視野に立ち、人類の平和に役立つ生き方や活動に関心を深めてくださることを期待しています。   (松本市長 菅谷  昭)

特別授業で菅谷さんは、少年時代から聖路加病院での日野原先生との出会い、信州大学での研究活動、そしてチェルノブイリでの医療支援活動、ご自身の経験の中から感じ、行動してきたことを語ってくださいました。「自分の人生に納得して死にたいと思ったんです。納得して死ぬということは、納得して生きるということです。」言葉も通じないベラルーシの町で、『地球市民』という生き方を意識されたという菅谷さん。「僕を必要としている場所が、こんなところにあったんだ。・・・人間には誰かの役に立ちたいという気持ちが必ずある。・・・その時大切なのは相手の立場に立って考え、そして行動すること。」

最後に菅谷さんから9年生に、こんなエールが贈られました。「自分は必要とされている人間なんだという自己肯定感を持ってほしい」「自らの個性を大切にして、それを生かしてほしい」「人の上に立つ人間になる前に、人を支える人間になってほしい」

9年生は授業後、たくさんの感想を書いていました。個性を尊重するだけではなく、それを誰かのために社会のために生かすことの大切さ。考えるだけではなく、ほんの一歩だとしても行動することの大切さ。自分自身の将来について漠然とした不安を考える中学3年生という時期の彼らにとって本当に大きな勇気をいただいた1時間となりました。

(中学校副校長 堀内雅人)

 

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