明星学園

トピックス(小学校)

お知らせ

秋到来

校長だより
秋到来
いよいよ秋の到来です。天高く馬肥ゆる秋。秋にしか味わえない世界を存分に楽しみましょう。10月13日(日)はバザーです。皆で創り上げましょう。
1、秋に突入する前に
秋に突入する前に、夏の作品展のことについて触れさていただきます。夏の作品展では毎年、個性豊かな研究・作品が展示されます。今年も個性溢れる研究・作品が展示されました。各ご家庭のご協力にも感謝です。展示された研究・作品を見るといつも、教育よりも学習が先であることを痛感させられます。子どもたちは本来「知りたがりや」「やりたがりや」「話したがりや」「繋がりたがりや」であり、自らアンテナを張り巡らせ、自らに必要な学びを展開しているからです。会場に展示された、幅広く・深く掘り下げられた研究・作品の数々が、その事を物語っています。
明星学園中学校では近年、「教科を超えて自ら探究し、発表する」とし、「哲学対話」から「卒業研究」を流れとした「総合探究科」が新設されました。7年生では「哲学対話」と「図書館と情報」、8年生では「探究実践」が位置づけられ、その上で9年生では「卒業研究」に取り組む仕組みになっています。明星学園には、研究者や芸術家などの子弟も多いので、保護者を中心に「卒業研究ボランティア」が組織されています。そうした人たちの協力も得ながら、最先端の研究に触れたり、専門家にインタビューしたりといった活動が進められていきます。
「総合探究科」での取り組みは、小学校の夏の作品展や卒業論文とも密接に繋がっています。更に遡れば「みいつけた」に辿り着きます。この小学校から中学校への繋がりを、学級代表の皆さんが主催して下さる「明星の学び(「哲学対話」の授業を受けてみよう)」で体験できる運びとなりました。知識の量ではなく、知識の質や学び方そのものを学ぶ世界を、保護者の皆様にも探究していただければ幸いです。詳しくは学級代表さんから出されるお知らせをご覧下さい。
 
2、運動会
小中合同で行われた運動会へのご協力、ありがとうございました。お陰様で天気にも恵まれ、大成功に終えることが出来ました。沢山の方にご来場頂くと共に、子どもたちに熱い声援と大きな拍手を頂きました。心より感謝申し上げます。
6年生は小学校生活最後の、9年生は中学校生活最後の運動会となりました。一緒に運動会を楽しめたことは、忘れることのできない宝となりました。6年生と9年生に大きな拍手を送りたいと思います。
小中合同の運動会は、長年の歴史を経て、今の形に辿り着きました。そしてこれからも創造され続けていきます。ここでは、私の知っている運動会の歴史を、少しだけ紹介させていただきます。
① 応援合戦
今行われている運動会では、小学校1・2年生が荒馬、3・4年生がソーラン節、5・6年生が表現(創作ダンス)となっています。しかし数年前までは、5・6年生も民舞(園田のエイサー)を踊っていました。そしてもう少し遡ると、1・2・3年生と中学生で創る応援合戦(色ごとに作品を創作・表現)、4・5・6年生で創る応援合戦(色ごとに創作・表現)という時代もありました。中学校の応援合戦の中では、1・2・3年生のダンスをどう組み込むか(活用力・指導力)というところまで、審査の対象とされていたのです。応援合戦の練習になると、9年生の応援担当の生徒が教室まで迎えに来て、鈴なりにぶら下がる小学生を上手にあやしながら、練習会場に連れていきました。その姿を今でも、懐かしく思います。
※運動会ではありませんが、入学まもない1年生を、12年生が井の頭公園のボートに乗せ、明星学園への入学を祝った時代もあったそうです。
② 1~3年生も閉会式まで参加
数年前までは、1~3年生は午後一番の演技を終えると、閉会式を待たずに退場となっていました。しかし近年、折角1~9年生で創っている運動会なのだから、閉会式も全員で迎えようということになり、根本的な見直しを行って、現在の形に整えられました。
根本的にと述べたのは、その中で「何を大切にする運動会なのか」が問われたからです。例えば1~9年生全員で行う大玉送り。(※この大玉送りは、入江副校長が、18年前に明星に導入しました)一般的には運動会の花形は色別対抗リレーで、明星でも色別対抗リレーが最後の種目に位置づけられていました。しかし「皆で創った運動会は、皆で競う競技で終わりたい」という提案が受け入れられ、1~9年生で行われる大玉送りが、最後の種目として位置づけられることになりました。
1~3年生が閉会式に参加する為には、遅くとも3時過ぎまでに全てを終わらせなければなりません。そこで、入場行進をなくし、入退場の仕方及び競技内容の見直し、大玉送りから閉会式へのスムーズな隊形移動の確立など、皆で知恵を出し合うことによって、1~3年生も閉会式に参加する、今の形の運動会に整えました。
③ 児童・生徒席と保護者席の入れ替え
 数年前の運動会までは、保護者席が体育館側、児童・生徒席が中学校側でした。しかし熱中症対策が必要になる中、保護者席と児童・生徒席を入れ替える事が必要となり、テントも設置するようになりました。児童・生徒にとっては、快適な環境で運動会を楽しむ事が出来るようになりましたが、保護者の皆様への熱中症対策は皆無に等しく、大変心苦しく思っております。また、開会式及び閉会式に中学屋上で行われる団旗掲揚・団旗降納が、保護者席からでは全く見えず、この部分を改善することが必要になっています。
 
3、明星OG、日本代表として大活躍
バスケットボール女子のアジアカップで、日本が優勝を飾りました。その日本代表で活躍しているのが、明星学園出身の本橋さんと中田さんです。中田さんは明星学園中学出身で、運動会でもリレーの選手として大活躍でした。本橋さんはアジアカップの決勝戦で、チーム最多の24得点を挙げるなど、日本のエースとして大活躍。東京オリンピックでの明星旋風に期待したいと思います。
4、台湾の東海小学校から18名の児童と3名の先生が来校
10月11日~17日まで、昨年12月に第一回目の短期留学を行った台湾の東海小学校から、18名の児童と3名の先生方が来校されます。まずはHostを引き受けて下さったHost Familyの皆様に、心より感謝申し上げます。東海小学校に明星が留学させて頂いた折には、最大限のおもてなしをして頂きました。今度は明星がお返しをする番です。東海小学校の受け入れは初めてなので、色々と不備もあるかもしれませんが、その都度良い方向に進めて行く中で、両校のFriendshipをしっかり確立したいと思います。ご理解・ご協力の程宜しくお願い申し上げます。今年の12月には第二回目の台湾短期留学が行われ、来年3月にはAustraliaへの短期留学が行われます。来年の9月にはAustraliaから30名の留学生と3名の先生方が明星を訪れる予定です。Make a better world.