明星学園

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◆歡迎光臨! ようこそ明星学園へ!

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◆歡迎光臨! ようこそ明星学園へ!
 2018年度から明星学園小学校と交流を開始した、台湾(台中)の東海国民小学校から、18名の留学生が初めて明星にやってきました。10月11日〜17日までの一週間、ホームステイをしながら明星の子どもたちとたくさんの思い出を作ることができました。
 明星学園小学校と東海国民小学校との交流がスタートしたのは、昨年12月。18名の6年生が明星から東海国民小学校に4泊5日の短期留学プログラムを実施したところから始まりました。わずか5日間のステイでしたが、帰国した子どもたちはその経験の素晴らしさ、ホストファミリーの温かい歓迎とおもてなしを口々に報告していました。そして今回、台湾からの子どもたちを受け入れる初めてのプログラムが実現したわけです。台湾やオーストラリアに行くことだけが国際交流ということではなく、日本そして明星に来たいと思ってくれる子どもたちをお迎えし、週末や学校生活を通して、言語・文化の違う子どもたち同士が交流する機会を実現できることは大変価値のあることだと思います。
 初めての台湾からの留学生受け入れということもあり、手探りで準備を進めていきましたが、無事に実現できたことを心から嬉しく感じております。その陰に、多くの方々の支えがあったことは言うまでもありません。特に忙しい日々の中、留学生のホームステイのためにホストファミリーを名乗り出てくださったご家庭なしには、このプログラムは実現させることができませんでした。言葉、習慣、文化の異なる国から来る子どもたちを受け入れることは容易なことではありませんが、改めて明星には国際交流プログラムに対して大きく心を開いてくださっているご家庭が多く、子どもたちに貴重な機会を与えてくださっていることを実感しました。
 幼少期に国際交流を経験することは、大きな意味を持つと国際部では考えています。幼少期の柔軟で純粋な感性をフル活用して、さまざまな違いや喜びを感じることで、子どもたちの心は開かれていくからです。「国際交流」と簡単に言っていますが、これは「世界平和」への確かな一歩です。それぞれが背負う歴史や政治的立場はどの国にもあり、やがてはそのような側面をも理解し、さらに高いレベルでお互いの国を尊重し合っていく国際交流が求められるでしょう。しかし、小学校の段階で全ての歴史的背景を知識として与えてから交流する必要性は低いと考えています。それよりも、純粋に人々との触れ合い、交流、そして体験を通して、その国と人々を「大好き」になることが何よりも美しく、大切なものなのではないでしょうか。自分を家族のように温かく支えてくださったホストファミリー、自分たちを精一杯支えてくれたクラスバディー、いつも優しく微笑んでくれた人々がいる国を大好きになれば、その国と争おうとは考えません。子どもたちにとっては、そこが最初の一歩であるべきであり、好きになったら自分からその国のことをどんどん調べて、より深く知ろうとするでしょう。
  
明星の子どもたちは、南半球のオーストラリアの人々や同じアジアの台湾の人々と交流する機会を手に入れました。英語というツールを使うと、世界中の人々と関わることができるというグローバル社会への一歩をすでに踏み出しているのです。三鷹市にある小さな私立小学校には、世界への「扉」があり、その扉は大きく開かれています。
 最後に、今後の国際交流の予定をあらかじめお伝えしたいと思います。
◆第2回台湾短期留学(6年生対象:14名参加予定)
↑2019年12月26日〜31日
◆第14回オーストラリア短期留学(4年生・5年生対象:16名参加予定)
↑2020年3月20日〜31日
◆第5回オーストラリアWoodend校からの留学生受け入れ(26名来校予定)
↑2020年9月5日〜17日
 2020年度はWoodend校からの留学生の受け入れの年になりますが、2020年度のみ、現地校再編に伴うイレギュラーが発生し、5,6,7年の3学年が明星にやってきます(通常は2学年のみ)。そのため、例年よりも多くのホストファミリーが必要になります。今回台湾からの子どもたちは、1年生から7年生まで幅広い学年でホストをしてくださいました。短期留学は高学年のみ対象になりますが、受け入れは1年生から経験することができます。低学年での交流の経験は、やがて高学年になった時に大きな自信となり、今度は自分の足で海を渡ってみたいと思うきっかけになることでしょう。留学生の受け入れは、皆様のご理解とご協力があって初めて実現できるものです。Woodend、 東海国民小学、そして明星の子どもたちがこれからも素晴らしい国際交流を続けていけるよう、引き続き温かいお支えとご協力をよろしくお願いいたします。
(文責:国際交流委員長 小関大輔)