楽しかった修学旅行も，今日が最終日。

　朝，荷物の整理などをして宿を出発し，「東大寺」を中心に見学します。「三月堂」では明星の子どもたちのために「不空羂索観音菩薩像」にまつわるお話をしてくださいました。いつの世も，我が子を思う親の気持ちは変わらないのですね。

　　　　

　そして奈良といえば「大仏殿」です。奈良の大仏の壮大さを実感できる瞬間です。が，この日は修学旅行，遠足，海外からのツアーなど，今まで見たことがないほどの混雑で，大仏様をゆっくり拝むという感じにはならず残念でした。さらに子どもたちにとっては最大の楽しみだった自由行動がこの後に控えていて，あまり集中ができなかったかもしれないですね。
　その自由時間。定番の鹿せんべいを買い，鹿たちの猛攻に悲鳴を上げながらも楽しそうな姿があちこちに。また，家族へのお土産を真剣に選んでいる子，ソフトクリームやお煎餅の食べ歩きでまったりしている子など，それぞれのペースで奈良を楽しんでいます。この三日間は天気に恵まれ，心の底から楽しむことができたのではないでしょうか。

　　　　

　最後のプログラムとして，「興福寺」の「国宝館」に入り有名な「阿修羅像」も見学しました。この「興福寺」にも五重塔があるのですが，何とこの後すぐに修復に入り，完成するのは2030年だそうです。しばらくはこの五重塔を見ることができなくなります。そういう意味でも，今年の6年生はラッキーでした。

　たくさんの思い出，たくさんのお土産と共に新幹線に乗り込んだ子どもたち。帰ってからは社会の授業で「奈良新聞」づくりが始まります。ぜひいい新聞を書き上げてほしいですね。