明星学園

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お知らせ

オーストラリアWoodend校児童 ホームステイプログラム2024 〜第2日目〜

先生ブログ
一夜明けて、早速学校生活の開始です。
オーストラリアでは車などでの送り迎えが中心なので、Woodendの子どもたちは電車やバスでの通学経験はほとんどありません。そこは明星の子どもたちがしっかりサポート。子ども用のICカードが手に入りにくいため、切符などで対応しなければならず、なかなかの労力です。ドキドキの初日の通学路を無事に乗り切り、元気に登校してきました!


いきなり教室スタートではなく、朝はWoodendの子どもたちで集まり、体調チェック、ホストファミリーのお家で困っていることはないか、シャワーは浴びているか、洗濯物はお願いできているか、その日の予定の確認などをする朝の会を行います。この時間はとても大切で、海を渡ってきた小学生が言葉の通じない国でするホームステイです。一晩、特に初日は緊張して過ごして疲れもあります。同じ境遇の仲間と、母国語で気持ちを共有し、慣れ親しんだ先生たちからの励ましの言葉を聞く時間は、仲間との絆、そして先生との絆を確かなものにしていく尊い時間です。短い時間でも、仲間たちも頑張っている!先生たちも応援してサポートしてくれている!と確認できれば、勇気も湧いてきます。それがあって初めて次のチャレンジへと足が向きます。

朝の会を終えたWoodendの子どもたちをクラスでお世話するクラスバディの子どもたちが迎えにきてくれました。4.5.6年生の教室に2〜3人ずつに分かれて学校生活を送ります。各クラスで子どもたちが教室や黒板に歓迎の飾り付けをしてくれていて、あちこちに”Welcome!”の文字があるのが目に入ります。


明星の子どもたちは海を渡ってくる仲間とお友だちになるのをとても楽しみにしています!このワクワクこそ、お金に代えられない価値があります。オーストラリアの子どもたち「だから」ワクワクしているのではなく、どこの国であっても、知らない仲間と知り合いになれる!お友だちになれる!しかもなかなか会えない外国の仲間とお友だちになれる!明星学園小学校は台湾とも交流を続けていますが、どちらの交流でも子どもたちは本当に純粋な心と相手を受け入れたいという温かい気持ちを100%表現してくれます。同じように飛行機で渡ってくる子どもたちも心を躍らせ、明星学園小学校のキャンパスでの新しい出会いに目を輝かせてくれます。
これこそが“世界平和の第一歩”なのです。大袈裟でもなんでもないのです。日本以外の国に大好きなお友だちができたら、家族のような仲間ができたら、やがて大きくなった時にそのお友だちが住んでいる国を攻撃したり、領土を奪い取ったりしようなどと考えるでしょうか。絶対にありえません。たかが小学校の交流。。。ではないのです。とても大きな未来の平和への歩みだと思うのです。


全校児童が体育館に集まり、Welcome Ceremonyを行いました。Woodendの子をホストしてくれている子が司会です。英語と日本語でセレモニーを進行してくれました。前に立ったWoodendの子たちを興味深そうに見つめる1年生、2年生の子どもたち^ ^。Woodendの子どもたちは自己紹介を日本語でがんばってくれました。一人ずつ自己紹介が終わるたびに大きな拍手が巻き起こりました。明星学園小学校の素敵な文化の一つが、「拍手」の文化です。いろいろな場面で拍手が自然発生的に生まれます。全校集会の司会の子が「今日の司会をつとめます、◯年◯組△△です。よろしくお願いします」というと、拍手が湧きます。校長先生のお話の後にも自然に拍手が生まれます。とても温かい空気が生まれます。当然、Woodend校の子どもたちの自己紹介や先生方のスピーチの後にも大きな拍手が湧きます。そこでは温かい歓迎の気持ちがたくさんの拍手と共に弾け出てきて、嬉しい気持ちと一体感が生まれます。
Welcome Ceremony の最後は日本の芸能同好会メンバーによる、和太鼓演奏です。伊野副校長の元気な掛け声と締め太鼓のリズムに合わせて、迫力ある和太鼓の演奏が披露されました。Woodendの子どもたちは、お腹にドンドンと響く和太鼓の音に圧倒されながら、”あ〜。僕たちは日本に来たんだな〜。”と改めて感じたことでしょう。いいぞいいぞその調子^ ^!がんばろう!

初めての学校生活。片言の英語と日本語のシャワーの中で緊張し、さぞ疲れたことでしょう。冬の気候から急にこの残暑の中での学校生活。体にこたえますね。


しっかり食べて、ゆっくり休んで、また明日。
明星学園の子どもたちとの学校生活の始まりはじまり〜。

国際担当
小関