明星学園

トピックス(小学校)

お知らせ

運動会が無事に終了!

校長だより
1.大成功だった運動会
 先日の10月13日に小学校の運動会が終わりました。毎年のことではありますが、今年もまた運動会までにいろいろなことがありました。今年は暑さ対策のためいつもより2週間近く遅い運動会にしました。9月の初めは本当に暑い日が続いていましたが、10月に入ると朝晩はそれなりに涼しく、暑さ指数計も危険を指し示すことはなく順調に練習が始まりました。ところがいよいよ運動会まであと1週間となったところで天候が悪化。なんと火曜日のリハーサルができない事態になりました。学年によっては競技の練習を兼ねたリハーサルであったため、中には運動会で初めて実際にやってみたという競技もあります。当日も小関先生が話していましたが、運動会最後の競技『ハイ!どうぞ!』も本番当日に初めてやってみるということになってしまいました。でも実行委員の人たちが直前にやって見せてくれたおかげで、大きな混乱なく終えることができました。
 そして1年生は徒競走の練習があまりできなかったようで、運動会当日に少し困っていたようです。「位置について、よ〜い、パン!」で走り出すはずが…、きっとそのイメージができてなく、「???」という感じだったのでしょう。1年生ならではのことだと思います。
 他にも雨のために十分練習時間が取れなかった競技がいくつかありました。そしてリハーサルができなかったということは、係の子どもたちが運動会当日の動きを把握しきれないという問題も発生します。しかし6年生にもなると、4,5年生の時にその係を経験している子がいるので、ぶっつけ本番でも問題なくそれぞれの係の仕事をがんばってくれました。実行委員や係の子どもたちは本当によく考え、動いてくれました。もちろん運動会を成功させるのは実行委員や係の子どもだけではなくみんなでその雰囲気を作り上げるものだと思いますが、その中でも実行委員や係の子はがんばったと思います。今年は間に昼食の時間を入れたのですが、その関係で『ハイ!どうぞ!』を教員は最後ではなく違う順番で考えていました。ところが実行委員の子どもたちから、「最後は全校競技で終わりたい」という熱い要望があり、今回のプログラムとなりました。そんな感覚も明星の子どもたちらしいなあと思います。
 そしてもう一つ。順位の発表をどこからにするかいつもいろいろ考えるのですが、今年はなんと抽選。「ガラガラポン(?)」で出た玉の色からの発表でした。実はこれも実行委員の子どもたちのアイディア!おかげで順位発表が盛り上がりました。しかし二位と三位が「一点差」とは驚きましたね。
 今年は中学校の運動会の後に小学校の運動会が行われました。そこでわれわれが最も気にしていたのは後片付け。中学校が後の場合は、中学生が中心に片付けてくれるのですが、小学生が後の場合、重たいテントを運ぶことは難しいですし、コースロープのペグ抜きも道具の取り扱いが難しく、検討した結果、保護者の方々にお願いすることになりました。嬉しいことに60名以上の方がボランティアとして登録してくれ、日が傾き始めた夕方近くまで作業してくれました。どの分担も大変だったと思います。本当にありがたいことです。作業後にみなさんとお茶で乾杯しましたが、それだけでは感謝しきれない気持ちでいっぱいです。ご協力いただいた保護者の皆さま、本当にありがとうございました。
 勝敗はあったものの、子どもたちは運動会を楽しんだと思います。終わった後、とても満足したいい顔をしていました。子どもたちそれぞれが輝くことのできる行事は本当にステキですね。

2.オーストラリアからの留学生
 9月に入ってすぐにオーストラリアからの短期留学生が明星にやってきました。コロナ禍で実施できない年もあったので、実に6年ぶりの留学生となります。今年はウッドエンドから14名の子どもたちと3人の先生をお迎えしました。もちろん子どもたちは初めての明星ですが、引率の先生は、校長先生をはじめ、三人とも前回も来ていただいた方々です。今回は日曜日が来日初日でしたので、その日はホストファミリーのみなさんと顔合わせをし、ちょっとしたパーティをした後、それぞれのホスト宅に帰り、12日間のホームステイの始まりです。
 オーストラリアは日本とは季節が逆なので、寒くなりはじめたオーストラリアからとても暑い日本に来たことになります。日本の暑さはオーストラリアの子どもたちにとって大変なことだったでしょうね。留学生たちは明星の子どもたちと一緒に授業を受けたり、留学生と引率の先生たちで観光に行ったりと、忙しい毎日を過ごしていました。間に三連休などもあったので、ホストファミリーのみなさんはおもてなしでなかなか大変だったのではないでしょうか。日本からオーストラリアに行った時も、向こうのホストファミリーの方々が本当によくもてなしてくださいます。こうやってお互いの国が子どもたちだけではなく、保護者の方々も含めて交流できることが、学校にとっても子どもたちにとっても学びだと思います。ご協力いただいたホストファミリーのみなさま。本当にありがとうございました。
 ところでオーストラリアの子どもたちが帰る日にフェアウェルセレモニーがあり、オーストラリアの子どもたちがいろいろなパフォーマンスを見せてくれました。そして最後にオーストラリアの校長先生から学校にプレゼントをいただきました。子どもたちはこの日のプレゼントがなんだったのか興味津々。その場では時間がなく開けることができなかったので後日開けることになりました。そしてそのプレゼントとは…。Fab Slabsというカッティングボードでした。日本で言うとまな板となるのかもしれませんが、チーズやフルーツをその上で切って、クラッカーを乗せたりもしていますね。日本でいうクスノキのようです。包装を開けたとたん香りがして、ウッドエンドの先生からのメッセージ、「Woodend・2024・友」とメッセージが刻まれていました。これから明星で何かおもてなしする機会があったら、ぜひ使っていきたいと思っています。

3.ほんのちょっとの紹介
 まだまだ日中は暑いのですが、それでも暦の上では秋になっています。スポーツの秋、食欲の秋、そして読書の秋…。つまり何に対しても向かいやすい季節ということでしょうか。過ごしやすい季節ですから、何か楽しいことができるといいですね。
 先日6年生と話していて、ある本が話題になりました。みなさんはこの世からチョコレートや甘いものを食べることが禁止されたらどんな気持ちになるでしょうか。しかも食べているところを見つかると捕まってしまうような世界になったら…。長いお話ですが、ぐいぐいと読み進めると思います。『チョコレート・アンダーグラウンド』(アレックス・シアラー作・金原瑞人訳・求龍堂)