明星学園

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井の頭公園の桜の倒木、運搬作戦!!

中学校ニュース
9月30日夜から10月1日未明にかけて関東地方を通過した台風24号は、各地に大きな被害をもたらしました。学園の通学路になっている井の頭公園七井橋の入り口にあった桜の木も無残な形で倒れ、通路をふさいでいました。公園全体でも相当数の倒木があったようです。
井の頭公園は、明星学園がこの地に誕生する7年前に開園し、都内でも有数の桜の名所になりました。明星学園の卒業生たちは「井の頭公園はボクらの庭だった」と同窓会がある度に語ります。これら倒木をなんとか授業で利用できないものかと声が上がり、小学校照井副校長を中心に東京都公園課の担当の方と交渉をし、特別な計らいで桜の倒木約3トンほどをいただけることになりました。


しかし、自分たちで倒木を取りにいかなければいけません。公園内には許可を受けない車は入れません。そこでこの日、小学校の佐藤教諭(工作)と中学校の青柳教諭(木工)、50代の先生2人がリヤカーで井の頭公園と学校の間を6往復。樹齢70~80年の桜の倒木を運びました。中には直径80cmの大木もありました。桜の木はとても堅い木です。運んだ倒木は、乾燥させた後、小学校の工作の授業で木製スプーンに、中学校の体験授業や木工の授業でペーパーナイフやさまざまなオブジェに加工され、新しい命が吹き込まれます。おそらく10年後の小中学生も授業の中で、この桜の木と格闘することになるでしょう。そう思うと楽しくなります。 



   (中学副校長 堀内雅人)