明星学園

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7年生、対面での2学期始業式と本の紹介スピーチグランプリのスピーチを聞き合う会

中学校ニュース
中学校は、10月2日(金)から2学期が始まりました。
7年生は、コロナの影響で対面での入学式ができずにいたので、体育館に集まり、2学期の始業式を行いました。

学年全員で集まるのは、今回が初めて。せっかくの機会なので、最初に国語の時間に全員が行った本の紹介スピーチで、各クラスから投票でグランプリに選ばれた11人のスピーチを聞く時間を楽しみました。
選ばれた11人の7年生は、みんなの前でスピーチをすることが伝えられてから、「緊張でもうお腹がいた~い!」とドキドキしながらも当日の朝も、担当の吉川先生と一緒にリハーサルを行い、準備に準備を重ねて臨みました。
ひとりひとりが原稿を見ることなく、堂々とそれぞれのスタイルで、自分の選んだ本の見どころなどを、ユーモアもはさみながらスピーチしていて、惹き込まれました。どんなに緊張しているかは発表者同士がいちばん分かち合えるのでしょう。時に、後ろからエールを送りあっている姿が、とても微笑ましかったです。聞いている7年生も、じっくり耳を傾けていました。こんな風に聞いてもらえたら、発表者も安心してスピーチに集中できたでしょう。これからの7年生の成長がますます楽しみになる時間となりました。

休憩をはさんで、始業式。
始業式は、自治会の書記を務めている9年生の中山さんが司会を担当してくれました。中山さんからの「4月から半年経ってしまいましたが、改めて入学おめでとうございます。中学校生活は楽しいだけではないかもしれません。たとえば、先日行われた定期試験は、卒業までに、あと12回ほど、行う予定があります。しかし、もちろん中学校生活はテストだけではありません。みなさんのこれからの2年半を、ぜひ思いっきり楽しんでください」というメッセージから和やかに始業式が始まりました。
校長の平野先生は、7年生が原稿を見ずにスピーチしている姿を見て、用意していた原稿をポケットにしまったと後から笑いながら教えてくれましたが、「明星は狭いけれど、たくさんの居場所を探すことができる。いろいろなことに挑戦しながら、自分がほっとできる居場所を見つけてほしい」と7年生へ熱く語ってくれました。自治会長の石井くんからは、「この学校の『自由』とは、自分で何がいちばん良いのかを考え、それを実行できること。たとえば今、勉強していることはすぐには役に立たないかもしれないけれど、様々な選択肢からより良いものを選べるように、日々の勉強や部活動などに励みたいですね」。さすが9年生!かっこいいなぁと思わされる挨拶でした。
そして、本来なら入学式の時に披露される祝賀演奏を、和太鼓部と合唱部の8・9年生が7年生のために演奏してくれました。何度聞いても鳥肌がたってしまう和太鼓の迫力ある『鳴島』の演奏、そして、合唱部の『Let’s search for tomorrow』と『チェリー』の美しいハーモーニーに心を奪われました。かっこいい上級生の姿に魅せられた時間となりました。
司会の中山さん、校長の平野先生、副校長の堀内先生、自治会長の石井くん、合唱部の部長の町田さんと、関わってくれたひとりひとりから「遅くなってしまったけれど、入学おめでとう」と歓迎の言葉と熱いメッセージを贈ってもらえるなんて、なんて幸せなことだろうと何度も思わされた心温まる始業式となりました。

7年生のために協力してくれた皆さま、本当にありがとうございました。

(7年学年主任 小畑典子)