明星学園

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9年生創作ダンス発表会

中学校ニュース
新型コロナウイルス感染症の拡がりを防止するため、中学校でもさまざまな行事の縮小や中止を余儀なくされました。
学校が再開され日常を取り戻しつつあっても、どこか最高学年の9年生にとっては、自分たちが中心になって引っ張っていく活動が少ない寂しさがあります。なかでも、最も盛り上がる学校行事の運動会。特に9年生を主体に中学生3学年全体で各色が行う応援合戦は明星学園の運動会の伝統です。7年生や8年生を引っ張ってきた先輩の姿は、今の9年生にも受け継がれています。
運動会の中止が決まってしまい応援合戦はできなくなってしまいましたが、9年の学年では2学期から創作応援ダンスを企画し、10月24日(土)に発表の本番を迎えました。

はじめは「運動会もないのにダンス~?」といった感じで、前向きでない様子の生徒もいましたが、クラスごとにリーダーを決め、リーダーを中心にダンスの振り付けやテーマを考え、運動会さながらに各色のクラスTシャツをデザイン。本番が近づいてくる頃にはどのクラスも優勝に向けて放課後に残って練習や作業もしているクラスも…。
晴天になった本番当日。グラウンドに保護者や他の学年の後輩たちの姿はありませんが、それぞれのクラスで趣向を凝らした発表ができました。
色のイメージを中心にテーマを構成するクラス、テーマに沿った寸劇を入れるクラス、カッコいいダンスの魅力を前面に出したり、小道具を使ってテーマをアピールするクラスなど各クラスの個性や工夫が存分にみられました。
審査員を引き受けてくださったのは、生徒たちが招待状を書いて審査をお願いした中高の先生方。各クラスのレベルの高い発表に、審査員の先生方からは「採点がむずかしいなあ~…」という悲鳴も。結果はわずか数点差に3クラスがひしめき合う大混戦となりました。
体育館に場所を移しての結果発表。優勝は「青春」をテーマにさわやかなイメージのダンスを披露した9年2組(青組)、準優勝はグループごとの炎が一体になってゆく様子を見事に構成した9年3組(紅組)となりました。3組はTシャツのベストデザイン賞も受賞しました。

  順位はついてはいるものの、どのクラスの発表も最高学年にふさわしい素晴らしいパフォーマンス。リーダーや副リーダー、Tシャツデザインの係の生徒を中心に、全体の協力があっての見事な発表でした。中学校生活も残る時間が少なくなってきた9年生。創作ダンスづくりを通して、クラスのカラーや信頼関係、そしてなにより学年の生徒のそれぞれの成長を教員も生徒も改めて実感することができた一日になりました。

(9年担当 山田)