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8年生、本格的に卒研活動開始~教育学・社会学・言語学をとおして

中学校ニュース
2月25日(土)、8年生の「テーマ相談会が行われました。一年間をかけて探究に取り組む『卒業研究』が本格的にスタートしました。
この日のために、22人の卒研ボランティアの皆さんに集まっていただきました。

第1部の全体会は、8年生全員がいちょうのホールに集まり、3人のボランティアの方(大学の先生)から、「研究とはなにか?」「研究の進め方」、それぞれのご専門を通したテーマの見つけ方など、具体的なお話をしていただきました。大学というのは、単なる机に向かってだけの勉強ではなく、そういうことも研究するんだ、研究ってとても大変そうだけど、でも面白そうだ。中には大学でそんな勉強をしてみたいなと感じた生徒も少なからずいたようです。
講師の先生は以下のとおりです。
▪今泉朝雄さん(青山学院大学非常勤講師)教育学
▪長崎秀俊さん(目白大学社会学部教授)マーケティング
▪中山久美子さん(東京外国語大学非常勤講師)言語学

第2部では、生徒は11の教室に分かれ、それぞれ1名の教員と2名のボランティアの専門家の皆さんに入っていただきました。生徒は一人ずつ、自分が一年間かけて取り組もうとしているテーマ(らしきもの)を発表していきます。まだまだ、問いのカタチになっていない生徒も多い状況ですが、探究のための種のようなものをみんなの前できちんと表明することで、すべては始まるように思います。他の生徒から質問を受け、教員も感じたことを述べた上で、ボランティアの方にアドバイスをいただきます。
私が担当した教室には、音楽・映画・アニメ・ゲームなど、エンタメ系に関心のある生徒が集まっていたのですが、一人一人の生徒に丁寧にアドバイスをしてくださるボランティアの方の見識の深さと生徒への対応には感謝しかありません。
予定の時間を少しオーバーしてしまいましたが、難しい内容もありながら、生徒は興味津々で、他の生徒とボランティアの先生の対話にも耳を傾けていました。
「大学のゼミの授業みたいだったね!」教室から出るとき、思わず生徒と話してしまいました。
まもなく9年になる彼らにとって、本当に貴重な時間を持つことができたのではないかと思います。
☆ 9年(中3)『卒業研究』の実践については、こちらからお読みください。
(中学校副校長 堀内)