国際交流クルーズ 航海レポート6
中学校ニュース
【9日目】 8月25日
船で過ごす最後の日となりました。ピースボートはベトナムの遥か沖合を航行しているようです。外は曇っていますが幸い香港から穏やかな海が続いており、揺れも気になるほどではありません。
今日の目玉は何と言っても明星学園中学生による最終発表会。船内新聞に記事が載り、昨夜から繰り返し船室やパブリックスペースで流れている船内テレビ「クルなび」でもバッチリ宣伝してしまった手前、いい加減な発表をするわけには行きません。ようやく昨日ぐらいからエンジンのかかり始めた中学生たち、本番の15時半に果たして間に合わせることができるのでしょうか…?すき間時間を使って最後の準備に余念がありません。
今日の朝のHRのゲストはフラメンコギタリストのチャノ・カラスコさんと踊り手の池谷香名子さんです。フラメンコはブルースやジャズなどにも取り入れられており、またあらゆるジャンルの音楽をフラメンコ化させることができるのも面白いところ、とチャノさん。実際に好きなK-POPの曲を生徒の一人が流すとそれにフラメンコの手拍子を合わせ、K-POPとフラメンコの融合を体験することができました!フラメンコのベーシックな手拍子を教わり、それに合わせてチャノさんがギターを弾く、素敵な朝のHRとなりました。
GET(= Global English Training)の英会話レッスンも今日が最後です。これまで練習したフレーズを復習し、新たに「今日がピースボート最後の日」「寂しくなるね」などのやりとりを練習しました。練習した会話文をすぐに実践してみることができるのがこのクルーズの魅力の一つです。物怖じせずに次々と英語で会話を繰り広げる生徒たちを見ていると、初日に比べてわずか数日の間でも確実にモチベーションと自信が育った姿を感じました。最後にみんなで練習したフレーズ “Can you take a picture with us?”を使って記念撮影。GETの先生たちも本当に明星生とのレッスンが楽しかったと言ってくださいました。先生方、Thank you so much!!
いよいよ午後には最終発表です。発表は「私たちのピースボート国際交流体験」という共通のタイトルにグループごとに副題を作り、自分たちなりにこのプログラムをとおして国際交流とは何かという答えを探してそれを発表するというもの。ポスター形式とスライド形式とあり、グループも自由に選んで作りました。
開始予定時刻の30分前から観客が集まり始め、なんと開始時刻には超満員!あまりにも老若男女大勢の方が中学生たちの発表を聞きに来てくださったことに驚き緊張しつつも、どのグループも堂々とプレゼンテーションを行うことができました。
観客に質問を投げかけて答えてもらいながら進めるグループ、笑いを取るグループ、発表自体を日英バイリンガルで行うグループなど形式にも工夫が凝らされていました。
中学生たちが発表した内容の一部を簡単に紹介します。
・ 船旅をとおして出会ったさまざまなバックグラウンドを持つ人々の紹介
・ 「あなたの考える国際交流とは」を何人にもインタビュー
・ 友達を作るためのフレーズを日英中韓の4ヶ国語で紹介
・ 香港で感じた、日本と違うところではなく共通するところを見つけて楽しむことの大切さ
・ ある国に対して事前に持っていたイメージと実際にその国出身の人と話してみたイメージの違い
・ 言語ができなくても通じ合うことができた体験
・ 食事をとおして交流を深める良さ
・ 「国際交流」の言葉を掘り下げて考察
・ 国ではなく人で見ることの大切さ
・ AIの発展した現代に言語を学ぶ意味
…などなど
一人ひとりがこのプログラムで経験したことを振り返り、じっくりと考えたということが伝わる発表となりました。参加者からは質問が多くあがり、終わってからも「素晴らしかった」「よく頑張ったね」「こんな若者たちがいるのなら未来は明るい」など温かい言葉をたくさんかけていただきました。子どもたちがわずか10日あまりでここまで経験したり考えたりしたことを深め、自信を持って語っていた姿には本当に驚かされるとともに、大人の側も多くのことを学ぶ時間となりました。また同時に、中学生たちがここまで多くの人と安心して交流を楽しみながら考えを深めることができたのは、周りの人々が温かく受け入れてくれる環境があったからであり、そのような環境を船や交流プログラムだけでなく実社会でも作っていかねばならないなと思わされたのでした。
夕方のHRのゲストは中国教育テレビの方々です。日中の民間交流を促進していくことを目指して番組を作っているというディレクターさんのお話を伺いました。中国の若者も一緒に乗船するプログラムを将来的には作りたいというディレクターさんの言葉に、中学生たちからも「一緒に乗りたい」という声が上がりました。
明日の朝にはシンガポールに入港し、船内で仲良くなった方々とはさよならとなります。夜は別れを惜しみ、出会ったことに感謝しながら最後の食事を楽しみました。
船で過ごす最後の日となりました。ピースボートはベトナムの遥か沖合を航行しているようです。外は曇っていますが幸い香港から穏やかな海が続いており、揺れも気になるほどではありません。
今日の目玉は何と言っても明星学園中学生による最終発表会。船内新聞に記事が載り、昨夜から繰り返し船室やパブリックスペースで流れている船内テレビ「クルなび」でもバッチリ宣伝してしまった手前、いい加減な発表をするわけには行きません。ようやく昨日ぐらいからエンジンのかかり始めた中学生たち、本番の15時半に果たして間に合わせることができるのでしょうか…?すき間時間を使って最後の準備に余念がありません。
GET(= Global English Training)の英会話レッスンも今日が最後です。これまで練習したフレーズを復習し、新たに「今日がピースボート最後の日」「寂しくなるね」などのやりとりを練習しました。練習した会話文をすぐに実践してみることができるのがこのクルーズの魅力の一つです。物怖じせずに次々と英語で会話を繰り広げる生徒たちを見ていると、初日に比べてわずか数日の間でも確実にモチベーションと自信が育った姿を感じました。最後にみんなで練習したフレーズ “Can you take a picture with us?”を使って記念撮影。GETの先生たちも本当に明星生とのレッスンが楽しかったと言ってくださいました。先生方、Thank you so much!!
いよいよ午後には最終発表です。発表は「私たちのピースボート国際交流体験」という共通のタイトルにグループごとに副題を作り、自分たちなりにこのプログラムをとおして国際交流とは何かという答えを探してそれを発表するというもの。ポスター形式とスライド形式とあり、グループも自由に選んで作りました。
観客に質問を投げかけて答えてもらいながら進めるグループ、笑いを取るグループ、発表自体を日英バイリンガルで行うグループなど形式にも工夫が凝らされていました。
中学生たちが発表した内容の一部を簡単に紹介します。
・ 船旅をとおして出会ったさまざまなバックグラウンドを持つ人々の紹介
・ 「あなたの考える国際交流とは」を何人にもインタビュー
・ 友達を作るためのフレーズを日英中韓の4ヶ国語で紹介
・ 香港で感じた、日本と違うところではなく共通するところを見つけて楽しむことの大切さ
・ ある国に対して事前に持っていたイメージと実際にその国出身の人と話してみたイメージの違い
・ 言語ができなくても通じ合うことができた体験
・ 食事をとおして交流を深める良さ
・ 「国際交流」の言葉を掘り下げて考察
・ 国ではなく人で見ることの大切さ
・ AIの発展した現代に言語を学ぶ意味
…などなど
一人ひとりがこのプログラムで経験したことを振り返り、じっくりと考えたということが伝わる発表となりました。参加者からは質問が多くあがり、終わってからも「素晴らしかった」「よく頑張ったね」「こんな若者たちがいるのなら未来は明るい」など温かい言葉をたくさんかけていただきました。子どもたちがわずか10日あまりでここまで経験したり考えたりしたことを深め、自信を持って語っていた姿には本当に驚かされるとともに、大人の側も多くのことを学ぶ時間となりました。また同時に、中学生たちがここまで多くの人と安心して交流を楽しみながら考えを深めることができたのは、周りの人々が温かく受け入れてくれる環境があったからであり、そのような環境を船や交流プログラムだけでなく実社会でも作っていかねばならないなと思わされたのでした。
明日の朝にはシンガポールに入港し、船内で仲良くなった方々とはさよならとなります。夜は別れを惜しみ、出会ったことに感謝しながら最後の食事を楽しみました。
(国際交流クルーズ引率:高山・小畑)