国際交流クルーズ 航海レポート7
中学校ニュース
【10日目】8月26日(月)
あっという間に下船する日になってしまいました。
午前中に最後のH R。この9日間を振り返り、仲間たちと「多分一生忘れないと思うこと」「とても楽しかったこと」「実はちょっとしんどかったこと」「自分が成長したなと思うこと」などを何度もメンバーを変えて、みんなで共有し合いました。また、グループごとにポスター用紙に、ピースボートで学んだこと、ピースボートといえば思い浮かぶことなどをキーワードで書き出していったらたくさんのイラストや言葉で埋め尽くされました。
最後にこの日でひと足先にお別れになってしまうベティから修了書を一人ずつ渡してもらいました。「とても楽しかった!」「またいつかピースボートに乗りたい!」「ピースボート最高でした!」「絶対地球1周したい」「またみんなと乗りたい」「ベティと澄子に会えてよかった」という声がたくさん寄せられました。本当に一人一人がそれぞれに主体的にピースボートでの時間を過ごしたのだなということが改めて伝わってきました。
最初の2日間は、当たり前ですが、明星生だけで固まって卓球やバスケ、カードゲームをしていた人たちが、日を追うごとに自分の部屋を出て様々な方に出会い、いつの間にかレストランではお友達になったスタッフが担当するテーブルで食事をすることがルーティンになっていたり、毎回、G E Tの先生たちやC Cなどのスタッフの方と一緒にご飯を食べる約束をしてみたり、船内で知り合った人と一緒に卓球やゲームで遊んだりと、「世界」がゆるやかに広がっていました。それぞれが勇気を出して一歩を踏み出し、本当にたくさんのコト、モノに出会っていたのだなあ、親でも学校の先生でもない「信頼できる他者(大人)」たちに出会えたことは、本当に幸せなことだなあとしみじみ思います。ピースボートに乗ることができて本当に良かった!(何人もの子たちが出会った方たちにお礼の手紙を送っていました。)
本当に名残惜しく、船から降りたくないという声もたくさん聞こえてきましたが、午後にはシンガポールにて下船しました。気持ちを切り替えて、最後の2日間は、多民族国家であるシンガポールにて「多民族国家に触れる街歩きと名所めぐり」の旅へ。
まずは、ガーデン・バイ・ザ・ベイへ。
シンガポールの中心部、マリーナ・ベイ・ウォーターフロントにある、「ガーデン・バイ・ザ・ベイ」へ。2つのスーパーツリーグローブに架かっている吊り橋を歩いて、シンガポールの景色を楽しんだあと、クラウド・フォレストを見学。ただ熱帯植物を楽しむだけではなく、環境問題も学べるようになっていて、とても興味深い施設でした。
そして、シンガポールといえば「マーライオン」!ホテルに荷物を置いて、お散歩がてらマーライオンを観に行ったら、なんとベティがサプライズで登場!深夜の飛行機に乗る前に寄り道してくれ、みんな大喜びでした。その後、ホーカーズ(屋台街)にて、それぞれ食べたいものの注文にチャレンジ!初めてシンガポールドルを使って、自分で食べたいものを見つけて現地の方に注文するという体験はドキドキハラハラだったようです。こうして、シンガポールでの1日を終えたのでした。
【11日目】8月27日(火)
今日は、シンガポール市内にあるインターナショナルスクールUnited WordCollege of Southeast Asiaの高校生7名(なんとそれぞれインド、ポーランド、メキシコ、ハイチ、ブラジル、セルビア、エストニア出身で、奨学金を獲得して学びに来ているそうです。すごい!)と一緒にリトルインディア、ブギスストリート、アラブストリート、チャイナタウン、リバークルーズへ。
ここでもG E Tで学んだ英会話が役に立ちました!一緒に歩いてくれる高校生と自己紹介をし合って、どこ出身なのか、好きなものは何かなどを聞いたりしながら、一緒にそれぞれの場所の散策を楽しみました。
<リトルインディア>
バスから降りると、カレーのスパイスの匂いが漂っていて、「お腹がすいてくるね」とおしゃべりしながら、シンガポール最古のヒンズー教寺院の1つ、スリ・ヴィーラマカリアマン寺院へ。この周辺になるとジャスミンやバラの香りがあちこちから。こちらの寺院は邪悪なものを破壊する女神、スリ・ヴィーラマカリアマン(別名「カリ」)を祀っている寺院とのことです。このエリアでは、ヘナタトゥーを描いてもらう子がたくさんいました。突然のスコールに雨宿りしながらの散策となりました。
<ブギスストリート>
あちこちから果物の王様と言われるドリアンの香りが。試しに食べてみたかったのですが、量が多く、泣く泣く断念しました。ドリアン味のクッキーをお土産に買っている子がいました。お味はいかに?!それからシンガポールは果物が豊富です。ドラゴンフルーツやマンゴーなどのフレッシュジュースを楽しみました。そして、ピースボートで出会ったデリックさんからオススメされた魚の皮のチップスも見つけました。
お昼は一緒にプラナカン料理(中国料理とマレー料理が混ざり合って生まれた食文化で、独特のスパイスやココナッツミルクなどによる濃厚な味の煮込み料理が多いのが特徴のシンガポールの伝統料理のひとつとのこと)を楽しみました!
<アラブストリート>
シンガポール最大のイスラム寺院サルタンモスクが中心部にあります。ちょうど礼拝の時間に散策だったのですが、礼拝が終わった後に見学することができました。ちょうど地元の小学生たちも社会見学に来ていました。ガイドさんから、「シンガポールは多民族社会だから、小さいうちから共生していけるように学んでいるんだ。嫌いでもいいけど、悪口(ヘイト)は絶対にダメ!という法律もあるんだよ」というお話も伺いました。また、このエリアは、本当にエキゾチックなエリアで、それぞれがお土産選びに余念がありません。高山先生からトルコのとても甘いお菓子を勧められてみんなで試食。とても甘かったけれど、サクサクしていて美味しかったです。ごちそうさまでした!
<リバークルーズへ!>
19〜20世紀にかけて使われていたバムボート(木造船)に乗って、シンガポール川沿いの景色を満喫しました。時おり爽やかな風が吹いてきて、とても気持ちが良かったです。
<チャイナタウン>
シンガポールでの観光もあっという間でした。名残惜しいですが、一緒に街歩きをしてくれた高校生たちとお別れし、最後の夜ごはんへ。ホテルから10分ほど歩いて、昨日とは違うホーカーズへ。今日は色々なところでお買い物もしてきたので、シンガポールドルにも慣れ、それぞれが様々なメニューを頼めたようでした。小籠包、チキンライス、ラクサなど多民族国家ならではのラインナップを楽しむことができました。
明日は、朝4時半にホテルのロビー集合で、空港に向かいます。無事、みんな起きて集まれますように。
12日間の旅もあっという間に終わろうとしています。
船内での生活やプログラム、香港とシンガポールでの散策と、本当に盛りだくさんでした。この12日間で出会ったこと、心に残ったこと、自分が感じて考えたことなどを10年後の自分に向けて手紙を書く課題を出しました。記憶がフレッシュなうちに、言葉に綴って記録してほしいと思います。
今回の旅はここで終わりですが、きっとそれぞれの「旅」はこれからも続いていくのでしょう。今回乗った「Voyage118(第118回クルーズ)」は、12月1日に横浜に戻ってくるそうです。「絶対に迎えに行く!」という声がたくさん聞こえてきます。参加した中学生たちも私たちも本当に本当にたくさんの「きっかけの種」を見つけることができた12日間となりました。
※ピースボートさんのHPでも、今回の「旅」の様子が報告されています!こちらも合わせてご覧ください。
ピースボートさんでの活動報告記事「言葉は通じなくても仲良くなれる!中学生27名、国際交流の軌跡」はこちらから。
あっという間に下船する日になってしまいました。
午前中に最後のH R。この9日間を振り返り、仲間たちと「多分一生忘れないと思うこと」「とても楽しかったこと」「実はちょっとしんどかったこと」「自分が成長したなと思うこと」などを何度もメンバーを変えて、みんなで共有し合いました。また、グループごとにポスター用紙に、ピースボートで学んだこと、ピースボートといえば思い浮かぶことなどをキーワードで書き出していったらたくさんのイラストや言葉で埋め尽くされました。
まずは、ガーデン・バイ・ザ・ベイへ。
シンガポールの中心部、マリーナ・ベイ・ウォーターフロントにある、「ガーデン・バイ・ザ・ベイ」へ。2つのスーパーツリーグローブに架かっている吊り橋を歩いて、シンガポールの景色を楽しんだあと、クラウド・フォレストを見学。ただ熱帯植物を楽しむだけではなく、環境問題も学べるようになっていて、とても興味深い施設でした。
【11日目】8月27日(火)
今日は、シンガポール市内にあるインターナショナルスクールUnited WordCollege of Southeast Asiaの高校生7名(なんとそれぞれインド、ポーランド、メキシコ、ハイチ、ブラジル、セルビア、エストニア出身で、奨学金を獲得して学びに来ているそうです。すごい!)と一緒にリトルインディア、ブギスストリート、アラブストリート、チャイナタウン、リバークルーズへ。
ここでもG E Tで学んだ英会話が役に立ちました!一緒に歩いてくれる高校生と自己紹介をし合って、どこ出身なのか、好きなものは何かなどを聞いたりしながら、一緒にそれぞれの場所の散策を楽しみました。
<リトルインディア>
バスから降りると、カレーのスパイスの匂いが漂っていて、「お腹がすいてくるね」とおしゃべりしながら、シンガポール最古のヒンズー教寺院の1つ、スリ・ヴィーラマカリアマン寺院へ。この周辺になるとジャスミンやバラの香りがあちこちから。こちらの寺院は邪悪なものを破壊する女神、スリ・ヴィーラマカリアマン(別名「カリ」)を祀っている寺院とのことです。このエリアでは、ヘナタトゥーを描いてもらう子がたくさんいました。突然のスコールに雨宿りしながらの散策となりました。
あちこちから果物の王様と言われるドリアンの香りが。試しに食べてみたかったのですが、量が多く、泣く泣く断念しました。ドリアン味のクッキーをお土産に買っている子がいました。お味はいかに?!それからシンガポールは果物が豊富です。ドラゴンフルーツやマンゴーなどのフレッシュジュースを楽しみました。そして、ピースボートで出会ったデリックさんからオススメされた魚の皮のチップスも見つけました。
シンガポール最大のイスラム寺院サルタンモスクが中心部にあります。ちょうど礼拝の時間に散策だったのですが、礼拝が終わった後に見学することができました。ちょうど地元の小学生たちも社会見学に来ていました。ガイドさんから、「シンガポールは多民族社会だから、小さいうちから共生していけるように学んでいるんだ。嫌いでもいいけど、悪口(ヘイト)は絶対にダメ!という法律もあるんだよ」というお話も伺いました。また、このエリアは、本当にエキゾチックなエリアで、それぞれがお土産選びに余念がありません。高山先生からトルコのとても甘いお菓子を勧められてみんなで試食。とても甘かったけれど、サクサクしていて美味しかったです。ごちそうさまでした!
19〜20世紀にかけて使われていたバムボート(木造船)に乗って、シンガポール川沿いの景色を満喫しました。時おり爽やかな風が吹いてきて、とても気持ちが良かったです。
12日間の旅もあっという間に終わろうとしています。
船内での生活やプログラム、香港とシンガポールでの散策と、本当に盛りだくさんでした。この12日間で出会ったこと、心に残ったこと、自分が感じて考えたことなどを10年後の自分に向けて手紙を書く課題を出しました。記憶がフレッシュなうちに、言葉に綴って記録してほしいと思います。
今回の旅はここで終わりですが、きっとそれぞれの「旅」はこれからも続いていくのでしょう。今回乗った「Voyage118(第118回クルーズ)」は、12月1日に横浜に戻ってくるそうです。「絶対に迎えに行く!」という声がたくさん聞こえてきます。参加した中学生たちも私たちも本当に本当にたくさんの「きっかけの種」を見つけることができた12日間となりました。
※ピースボートさんのHPでも、今回の「旅」の様子が報告されています!こちらも合わせてご覧ください。
ピースボートさんでの活動報告記事「言葉は通じなくても仲良くなれる!中学生27名、国際交流の軌跡」はこちらから。
(国際交流クルーズ引率:高山・小畑)