明星学園

社会科(地理歴史科・公民科)

1)1年次の社会


必修地理総合
現代における諸課題を地理的な視点を通して認識し、より良い社会の実現に向けての解決策を考えることを目標とします。まずは、現代世界を理解するための地図学習を行い、次に地球的な課題について地理的な視点で発見し、その解決策を模索していきます。
公共
近年、世の中で注目を集めている話題を取り上げ、「平和」という言葉をキーワードとして現代社会の仕組みについて学ぶと同時に、3年間の社会科学習の基礎を身に付けることを目指します。ただ知識として政治や経済の仕組みを学ぶのではなく、授業の中で疑似的に体験することによって、それらを肌で感じることを重視します。また、「文章を書く」という課題を積極的に取り入れ、自分の考えを適切な言葉で表現できるようになることも目指します。

2)2年次の社会


必修歴史総合
授業では世界と日本をとりまく近現代の歴史的・社会的諸課題について扱います。その「現代的な諸課題」に向き合う際、「戦争と平和」に主軸をおき、自ら考え、ともに議論することを通して、生徒各自が社会に対する“自分のまなざし”を持ち、問題意識をもつことを授業の最終目的としている。その問題解決にむけて、授業では知識獲得はもちろんだが、歴史史料の分析を主体的に取り組む姿勢が求められます。
コース別必修日本史基礎
必修の「歴史総合」と並行して、主に政治・経済史を中心に学習します。大陸の端の島国である日本は、多くの民族や文化の影響を受けつつ独自の社会を創りあげてきました。今、私たちが受け継ぐもの・育てたいものが何なのか、古い時代を学ぶ中で考えます。2年次では原始社会から中世までを学習範囲とします。受験科目として日本史を活用する生徒を対象とはしていますが、社会や歴史に興味を持つ生徒にとっても意味のある授業であると考えています。
世界史基礎
古代・中世社会を通史で学習します。序章:先史の世界、第一章:オリエントと地中海世界、第二章:アジアの古代文明、第三章:東アジア世界の形成と発展、第四章:内陸アジア世界の変遷、第五章:イスラーム世界の形成と発展、第六章:ヨーロッパ世界の形成と発展、第七章:アジア諸地域の繁栄
自由選択倫理ⅠN
この科目は「倫理」で扱われる「ギリシア思想」「世界宗教」「日本思想」を中心に取り扱います。この世界の在り方と哲学のはじまりについて学ぶことを通して、既存の考え方を見直すきっかけをつくり、意見交換や提出物などで自己の考え方を表現できるようになることを目標とします。また、自己と他者の価値観の相違を発見・容認し、多様な価値観について自分なりに考えることで、知識だけではない学びを体験することができるだろうと考えられます。
地理基礎演習N
「地理総合」では扱いきれなかった、多様な社会的課題について、地理的に検討し、課題を引き起こしている要因や解決策を見出すことを目標としています。授業では並行して統計情報や景観の観察、地図表現などを用いて、地理の基礎知識の獲得を目指します。さらには、フィールドワークなどを通じて、身近な地域を観察しながら、この地域での暮らしや生活について考えていきます。

3)3年次の社会


コース別必修日本史探究
中世以降を中心に扱います。2年次の歴史総合、日本史基礎と合わせて日本史の通史を網羅します。日本の政治・社会・経済の仕組みがどのように変遷してきたか各権力者の思惑や当時の状況を鑑みながら歴史的思考を養うことを目標とします。ただ歴史的事実を覚える授業ではなく、「なぜその出来事が起こったのか」ということに注目しながら、出来事の原因・理由をきちんと理解できるようにします。受験科目として日本史を活用する生徒を対象とはしていますが、社会や歴史に興味を持つ生徒にとっても意味のある授業であると考えています。
世界史探究
2年次の世界史基礎の学習の続きとして、教科書目次の第Ⅱ部の構成部分(第10章「アジア諸帝国の繁栄」から第17章「第二次世界大戦と新しい国際秩序の形成」)を学習します。
選択必修近代倫理
この科目では「倫理」で扱われる「西洋近現代哲学」を中心に取り扱います。近現代哲学者の思想を学ぶことによって、世界の思想潮流をつかみ、現代を生きる我々との思想の関係を理解することを目指します。また、生徒が様々な思想を自分なりに受け止め、「考えること」を通して現代の社会や自己の問題を考える足がかりにすることができると考えられます。
政治経済
この科目は、民主主義・資本主義を大きな柱とする政治経済分野について、時事問題を踏まえながら、網羅的に取り上げます。本授業では共通テスト・私大一般入試の問題演習を中心として、知識をただ受け入れるというだけでなく、獲得した知識の活用方法を身につけることを目指します。従って直接的には「政治経済」を受験科目として用いる生徒を対象とするが、社会科学系の学部・学科に進学を希望している生徒にとっても、大学で学ぶことになる社会科学における論理的な物事の考え方に触れるよい機会になると考えられます。
地理探究
地理学習の体系的な理解のため、地形や気候、都市や産業などの系統的な学習と、世界の国々や日本各地の成り立ちなど、地誌的な学習を並行して行います。大学入試などに対応しうる内容の理解と知識の定着も図ります。
自由選択倫理ⅠN
上に同じ。
地理基礎演習N
上に同じ。