明星学園

校長挨拶

福田純一

明星学園小学校 校長  剛力正和


Make a Better World
 学園の教育理念である「個性尊重」「自主自立」「自由平等」を、一年生向けに表現すれば、「いつも 元気で にこにこ」となります。これが高学年以上においては「強く」「正しく」「朗らかに」へと昇華され、最終的には「個性尊重」「自主自立」「自由平等」へと昇華されていきます。
 「いつも 元気で にこにこ」は、人として当たり前の事を謳っていますが、実生活の中ではこれが、以外と難しいことである事がわかります。学校でいえば、クラス全員が揃う教室も、クラス全員が笑顔でいられることも、中々難しいことなのです。私が過去に出会った子どもはこのことを、「いつも 元気で にこにこなんか していられるか」と表現しました。
 個人は社会によって守られるべき存在であり、個人はより良く生きるという願いのもとに、社会を継承・発展および創造していく主体者でなければなりません。「どうなるか」ではなくではなく、「どうしたいか」という主体性に基づいて社会を見つめ、そこに働きかけていくことが必要とされているのです。本当の学力がそこに位置付きます。わからなければ「わからない」と発言できること、子どもたちの「わからない」を大切にし、悩むことのできる教師がいること。その響き合いが豊かな学びを生み出し、子どもたちの意欲と笑顔を引き出していくのです。
 学校(社会)には、性格も思考もバックグラウンドも様々な人たちが集います。当然ながら時に意見の対立もあり、お互いに得て・不得手もあったりもします。その違いを「当然のもの」そして「ユニーク」と捉えた上で、そこに集まったみんなで「どんな社会にしたいか」を決め、それに向けて互いに努力しながら、また対話しながら、自分たちの時間と空間を創っていく事が必要になります。毎日の学校生活は「社会づくりそのもの」であり、「社会づくりの練習」でもあるのです。
 各クラスは各クラスの、明星学園は明星学園の社会を、今そこに属するみんなで作っていくことになります。このことはもちろん、学校と家庭の関係においても、保護者間の関係においても同じです。Make a Better World(for you and for me).「Better」が何を示すか迷うことがあったら、その都度みんなで語り合いながら、私たちにとっての「より豊かな」社会を創っていきたいと思います。