タイ短期留学2025レポート3(8月20日)

タイに来て4日目です。

今のところ、みんな元気にやっています。ホストファミリーと行ったナイトマーケットで氷が入った飲み物やフルーツを食べてちょっとお腹が痛いという子がいましたが、薬を飲んでなんとかなったようです。ちなみに、お腹が痛くなる主な原因は、水です。タイの人も水道水ではなくミネラルウォーターを飲んでいます。歯を磨く時もミネラルウォーターを使うことが多いようで、ホームステイ先でお家に帰ると「あなたが使う水よ」と毎日2リットルのペットボトルを渡されている子もいます。(学校でも何度もミネラルウォーターを配っていただいています。ご配慮に本当に感謝!)

ホームステイが始まったので、ホームステイ中の色々な話が聞こえてくるようになりました。「朝ごはん、食べてないのだけど、どうしたらいい?」「途中で何か買ってもらわなかった?」「さっきおにぎりみたいなのを買ってもらった」「それが朝ごはんだよ」「!?」。タイでは、お家で朝ごはんを食べる(作る)家庭の方が稀で、外で買ってきたものを食べる、もしくは外食するお家がほとんどです。(キッチンがないお家もあるとか!)家でご飯を食べることが当たり前な明星生は、まさか登校途中で渡された食べ物がごはんだとは思わなかったようです。それぞれホームステイをしているからこそ見えてくるタイならではの生活を経験しているようです。日本とは違うことを面白がりながら楽しんでくれるといいなと思っています。ちなみに、家でご飯を作るレアなお家にホームステイをしている明星生から「辛くないトムヤンクンはトムヤンクンじゃない!とホストマザーに言われた」と教えてもらったのですが、タイの先生たちも「その通り!」と言っていました。(ちなみにその子のホストマザーお手製のトムヤンクンはとても美味しかったそうです。いいなあ!)


さて、今日の午前中は、ホアヒンサファリに遠足に行ってきました。カラフルなインコ、ホワイトタイガー、キリン、シマウマなどの動物たちも興味津々で見ていましたが、今回の大きな目的のひとつは、ゾウに乗ること。(ホアヒンの山の方に行くと、野生のゾウがたくさん生息しているそうです。)乗ってみると思いの外、高いことにびっくりしていました。「めちゃめちゃ揺れる〜!!」「落ちそう〜!!(きちんと落ちないようにバーを付けてくれています)」「(ゾウ使いのタイの人が)足で耳をはさむだけでバランスをとってる〜!すごい!!」などとワクワクドキドキしながら散策を楽しみました。ただ「ゾウに乗せてもらうのは、ゾウに悪い気がする…。」「このゾウたちはどこから来たの?」と言っている子も。そう思えることも大事なことだなと思いながらの体験でした。


その後、タイガーショーとエレファントショーも見学しました。明星生たちは、タイガーとゾウの様々なパフォーマンスに歓声をあげていました。果敢にもエレファントマッサージに名乗りをあげた子がいました。感想を聞いてみると「肉厚のゴムでぷにぷにされている気分だった!」そうです。ショーが終わるとバナナをあげる時間。みんな、恐る恐るバナナを手にゾウのそばへ。「鼻が湿ってる!」「まつ毛長い!」「(触ってみると)思ったほど硬くないかも」なんて声が聞こえてきました。帰り際には、豚たちにミルクをあげたり、フラミンゴとハートの写真を撮るべく奮闘してみたりと、サファリでの動物たちとの触れ合いに癒される時間ともなりました。

サファリを楽しんだ後のお昼は、学校のそばにあるヌードルのお店で。米粉のヌードルは、辛くもなく美味しく食べることができました。(ヌードルではなく、スパイシーなタイごはんに挑戦している子もいました!)


学校に戻ると、スポーツフェスティバルが始まっていました。なんと今日の午後から明後日まで続きます。小学生から高校生までタテワリで黄色、緑、青、赤の4色に分かれます。今日は、バスケットやバレー、セパタクロー、卓球などの試合が行われていました。明星生は基本的に見学のみでしたが、すでに「すごい熱気!」に圧倒されました。


ホームステイも3日目、早くも折り返し地点です。

「昨日、ようやく仲良くなれたんだ」とニコニコ報告してくれた子がいました。何がきっかけだったのかを聞いてみると、ご飯を食べた後、一緒にプールで遊んだりお互いの文字を教えあったり、誘われて一緒にスキンケアをしたりしていたら一気に仲良くなれたそうです。「言葉が完璧でなくても仲良くなれる!何かを一緒にするとグッと距離が縮まるね!」。とはいえ、彼にとっては初めての海外でのホームステイ。夜になるとちょっぴりホームシックな気持ちにもなるそうですが、「頑張る!楽しむ!」とのこと。頑張れ〜とエールを送って、今日も見送りました。さて、今夜はどんなふうにホストファミリーと過ごすのでしょうか。また、明日、色々な話を聞けるのを楽しみにしたいと思います。

(タイ短期留学引率 小畑)

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