明星学園創立100周年おめでとうございます。
私は宝塚音楽学校に入学するまで、小学一年生から高校一年生修了の間、明星学園に在籍しておりました。
明星で過ごした青春時代は毎日発見がある生活でした。
自分の意思が明確にないと、個性豊かな同級生の中では埋もれてしまいそうだと、すごく意識していたのを今でも覚えています。
小学校に入学してすぐにクラシックバレエを習い始めたのですが、放課後習いに行くバレエが大好きすぎて、授業中はいつも椅子に座りながら机の下で踊っていたり、頭の中にはいつもバレエの曲が流れていて、教科書やノートにはバレリーナや憧れのトゥシューズのイラストを書いていたり…全くもって授業に集中することがなく、落ち着きのない生徒だったと思います。そして、休み時間になると手すりをバーに見立てて同級生にバレエを教えていました。
担任の先生はそんな私を叱るのではなく、長所を伸ばそうとしてくださる方でした。
あの時代があったからこそ夢を見て、追い続けられたのだと、今ではそんな愛のある環境だったなと振り返ります。
宝塚歌劇団に入団してからも初心を振り返るために何度か母校を訪れました。その度、先生方が暖かく迎えてくださり懐かしい記憶が蘇り気分がリセットされました。
今後とも明星で過ごした日々を糧とし宝塚歌劇の舞台で頑張って参ります。