【全校】能登の復興を祈って

昨年度、2024年1月1日に能登半島を襲った最大震度7の地震。

この年の3月、本校の保護者の方から、キッチンカーで能登の支援に行くという話をうかがいました。明星学園小学校の子どもたちが桜の花びらの形に切った紙にメッセージを書き、それをキッチンカーに飾っていただきました。

 

そして、2025年3月にも、継続してキッチンカーで能登に支援に行かれる話をうかがいました。能登半島地震のことや、ボランティア活動がどういうものか知る機会になったらと思い、昼休みにドキュメンタリー映画「能登の花」の上映と「支援に行かれている保護者の方のお話を聞こう」という会を開きました。1年生から6年生の子どもたちに呼びかけると、イチョウホールにたくさんの子どもたちが集まりました。

まず、ドキュメンタリー映画「能登の花」の上映会を開きました。
家が崩れていたり、道路に亀裂が入っていたりする映像が出てくると、「え~、まだ崩れたままなの。」とか「道路にひびが入ってて危ない!」などの声があがりました。

 

ドキュメンタリー映画を観た数日後に、支援に行く保護者のヴァッローネさんからお話をうかがいました。

 

映画を見た子どもたちの感想より  

☆☆☆☆

「小さいことは、大きいこと」

今日は、昼休みにヴァッローネさんがとくべつに来てくれました!
「のとの花」を火曜日に見て、すっごく感動したよ!
今回も、たく山お話してくれたよ!

まず、さいしょに、5分動画を見せてくれたよ!その動画は、ヴァッローネさんの料理教室のことや、だれも友だちのいない日本にやってきた時のことも、動画で教えてくれたよ!料理は気持ちをこめて作るんだって!

しゃべる時にイタリア語も、もちろんペラペラだったよ!今度また、3月にのと半島に行くのが決定したよ。がんばってね。

さいしょは友だちとかいなかったのに、どうして のと半島でみんなに配れたかは、すこしずつ友だちができて、友だち全員に「のと半島のじしんでボランティアに食べものを配りに行きませんか?」と、しっかり理由を話して、言ったら、やさしい友だちが「いいよ」って言ってくれたから、のと半島に食べものをとどけられたよ。

ヴァッローネさんは「わたしは作っていないよ!友だちがざいりょう作ってくれて、それを運んでむこうで仕上げをしただけだよ」と言っていたよ!友だちが、たとえば、トマトスースを作ったり、やさいを作ったりして、それをヴァッローネさんに集めて、運んでいたよ!みんなでは行けないから、ヴァッローネさんに集めたよ!

これを「のとの花」にできたのは、友だちから、「ドキュメンタリーにしたいから、ついていっていい」って言ってくれた人がいたから、良いえい画になったよ。

ヴァッローネさんが言うには、小さなことは、大きなことにつながるんだって!

ぼくもそう思うよ!だから一人でやるのはむずかしいよ!人間は、一人で生きるのはむずかしくて、みんなで助けあって生きていくよ。

ぼくたち、子どもだからできないって思うのは、大まちがえ‼

子どもでもみんなで、おもちゃやのと半島にお金をあげたりするのもできるね。ヴァッローネさんは、小さいことから大きいことにつながるのを、おぼえてほしいって言っていたよ‼ (2024年度3年生)

☆☆☆☆

2025年3月。キッチンカーに飾っていただくように、横断幕に子どもたちのメッセージを書いて、お渡ししました。


心より、能登半島のみなさまの復興をお祈り申し上げます。

(副校長 伊野)

 

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