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『高校生が考える「持続」とは~20年以上続く企業との対話から~』2026年度前期・持続性白書が完成しました!!
高等学校の指導要領で2022年度より「総合的な学習の時間」が必修となり、多くの学校で試行錯誤の中、「SDGs~持続可能な開発目標」に絡めた実践が行われているようです。
もちろん上からの一声ですぐに意味のある授業ができ上がるわけではありません。明星学園では小学校から、自分の頭で考えること、対話を通して共同で思考を深めることの大切さを学んできました。薄っぺらな経験のみの実践に満足するはずはありません。
はたして、「持続」とはいかなることを指すのか。「持続」とは、だれにとっての「持続」なのか。そんな本質的なことは指導要領には記されていません。それを問うことなしに、「持続」についての深い探究は成立しないでしょう。
明星学園高校の12年には、かねてより生徒が選択できる「総合」の授業があります。その多くは少人数で授業が行われます。今年度、15ある「総合」の授業の一つである「問いからはじめる未来学~SDGsのその先を探る」は、比嘉・松本両教諭に、企業との連携を担っていただく「株式会社ネオキャリア」の高山功平氏、そして私(堀内)の4人で明星学園らしい高校での探究とはどうあるべきかを模索しながら産学共同での授業づくりを進めてきました。
自分自身の将来に対し、高校生がどのような不安を感じ、悩みを持っているかという視点も大きな要素になっています。今回、そのまとめとして「2026年度前期・持続性白書」が完成しました。
こちらより、「持続性白書」をダウンロードすることができます。
260831_『高校生が考える持続性白書』
本白書の作成にあたり、担当教諭から以下のような位置づけが語られています。
<生徒たちは自分自身の「持続性」を考えることから出発し、企業について調査し、仮説を立て、実際に企業を訪問してインタビューを行った。さらに、そこで得た言葉や経験を持ち帰り、比較・分析と対話を重ねながら、自分たちなりの「持続とは何か」を言語化した。本白書は、その探究の過程と成果を、生徒・教員・企業が社会へ返していくためにまとめたものである。白書の授業設計そのものも「自己理解→企業理解→社会理解」という流れで構成されている。
したがって、本白書は単なる「企業研究のまとめ」ではない。学校だけでも、企業だけでもつくることのできなかった、産学連携による探究の成果物である。高校生の問いと、企業が実社会で積み重ねてきた経験が出会い、そこに教員や外部の伴走者が関わることで生まれた一つの「対話の記録」として、本白書を位置づけている。>
そして白書の最後に、後期に向けてのこの授業の方向性が語られている。
<この白書は、前期の探究を一度言葉にして残すものである。しかし、それは探究の「終了」を意味するものではない。前期に企業を通して「持続とは何か」を考えたからこそ、後期には、企業以外の社会の担い手にも対象を広げて、もう一度「持続」を問い直すことができる。そして、そこで得たものを、再び自分自身へ返してみたい。
私は、何を大切にして持続していきたいのか。
人や組織は、何のために持続するのか。
企業と人と地域が、ともに持続する社会とはどのような社会なのか。
そのために、何を変え、何を残していくのか。
前期の授業を通して、生徒と授業者が得たものがあるとすれば、それは一つの「答え」だけではなく、問いを持ち、それを社会との対話によって更新していくことの意味だったのではないか。
持続とは、終わらせないことではなく、問い続けることなのかもしれない。
自分から企業へ。 企業から社会へ。 そして、社会からもう一度、自分へ。この往還を続けながら、「持続とは何か」を考えていく。それが、前期の探究から生まれた「次の問い」であり、後期の探究の出発点であると考えている。>
(学園広報・探究活動サポート担当 堀内)











