中学校
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2025年度 卒業式〜卒業生のことば
3/14(土)に卒業式が行われました。
卒業生の卒業制作作品(美術・木工・工芸)に囲まれる体育館で、この日の主役である卒業生143名が壇上に立ち、8年生も参加し卒業を祝う温かく素敵な式となりました。卒業生入場の後、明星行進歌、和太鼓部の生き生きした祝賀演奏、在校生代表の言葉、卒業生代表の言葉、校長挨拶へと続きます。
ここでは卒業生代表の3人のメッセージを紹介します。
★私は明星学園の校風、特に自由という響きに惹かれて入学しました。 しかし、正直に言うと、最初は心配もありました。新たな学校生活、友達ができるか、勉強に追いつくことができるか、本当に不安が沢山ありました。 なによりも、自由とはどういうものなのかわからず不安でした。ですが、そんな事を思っていた頃からもう3年。あっという間に時間が過ぎました。
この3年間で、私はたくさんのことを学び成長することができたと思います。 その中でも、自分自身が大きく変わるきっかけとなったのは、9年生の運動会でした。明星生には、さまざまなイベントや活動の場で主体的に関わり、積極的に取り組む人が多くいます。一方で、私は何か関わりたい気持ちはありましたが勇気がなく、失敗したらどうしよう、自分に務まるのだろうかなどの不安が募り、これまであまり表舞台に立つことがありませんでした。
9年になり、クラスで運動会の実行委員を決めることになりました。しかし、この時はなかなか役割が決まらず、実行委員決めは難航しました。運動会での先輩たちを見て憧れもあったし、友達や先生が背中を押してくれたこともあり、思い切って立候補し、最後の運動会で実行委員の書記を務めることになりました。 全体をまとめるのは大変で、話を聞いてくれない人に苦戦したり、大勢の前で指示を出すことに、手が震えるくらい緊張したりしました。なにより、一から全部自分たちで考えて決断していく難しさがありました。この役割を通して、クラス全体で一致団結していく様子を感じることができました。仲間がしっかり話を聞いて向き合ってくれたこと、そしてみんなの本気というものが伝わってきました。このことは本当にうれしくて、いちばん心に残っています。また、自由だからこそ、一から作り上げていくことの大変さも知ることができました。
今までの私は、深く考えずに行動することも多く、自分の意思を人に伝えたり、行動にうつすこともあまりありませんでした。運動会の実行委員に思い切って立候補して、自分を尊重してくれる、受け入れてくれるということがわかり、大きな自信になりました。このひとつの経験をきっかけに、大きな挑戦への1歩を踏み出すことができました。そして、その一歩が自分自身の成長につながったのだと思います。
在校生の皆さんも、もし何かに迷っていることがあれば、小さな1歩でも踏み出してみてください。きっと新たな発見ができ、なによりも自信に繋がると思います。
そして、この1歩を踏み出す環境は、明星学園には揃っていると思います。私は、この3年間の学校生活で、自由とは人から与えられるものではなく、自分たちで一から作り上げていくものだということ、そしてそれに伴う責任もあるのだということを、強く実感することが出来ました。
最後になりますが、 悩んだ時に支えてくれたり、毎日お弁当を作ってくれたり、日常生活や学校生活を日々見守ってくれた家族、そして新たな視点から教え、導いてくださった先生方。そしてともに過ごしてきた仲間たち、本当に3年間ありがとうございました。ここから、私たちの新たな挑戦が始まります。 高校生活に、また不安もありますが、新しい1歩、発見、チャレンジに向かって挑戦していきたいと思います。(H .I)
★僕のちょっとした思い出を話します。
Kくんがいきなりメールで「山と牧場に行くから来て」と言ってきました。いい牧場を探しておいてと言われたので探したところ、いいところが見つかったので、行ってみることにしました。電車に乗り、バスに乗り、バス停から1時間半も山を歩きました。着いた時に見えたのが小さな牧場でした。ついてからKくんが「牛に触れ合えない!小さい!」と文句を言ったりして、私は、「調べてやったのに」と思いましたが、一緒に歩いたり話したりした時間は、最高の思い出になりました。友達とは、3年間でたくさんの場所にでかけたり、たくさんの時間を一緒に過ごしました。
3年間を振り返ってみると、私の3年間は驚くほどに前向きでした。なにか大きな壁にぶつかって立ち止まることもありませんでした。そんな日々を過ごせたのは、「友達」という存在が大きかったと思います。隣を見れば一緒に笑える友達がいる、そんな「安心できる場所」が私を前向きにさせてくれました。
8年生、9年生になるとサッカー部の部長や運動会の団長などリーダーをたくさん経験しました。リーダーをやっていて時に責任を重く感じたり、不安を抱くことがありましたが、そういった「安心できる場所」があったから自分から積極的に挑戦することができました。運動会では特に責任や不安を抱く場面がたくさんありました。そんな時でも一人で抱え込まず、打ち明けられる仲間がそばにいてくれました。
みんなと過ごした時間は私にとって最高の宝物です。そんなみんなには感謝の気持ちでいっぱいです。みんなありがとう。(H.W)
★私は7年生の頃、授業を楽しんではいませんでした。もちろん意見交換が盛り上がったり、正解したり、実験が面白かったりはしましたが、本当の学びの楽しさには気づけていませんでした。ですが、明星学園で3年間過ごした今の私は、学びの楽しさを知っています。私が考える学びの楽しさとはまずは自分で考え、他人の意見を聞き、どれが合っているのかまた考え、答えを聞いたり、実験で確かめたりする中で感じられるものだと思います。私は今回の答えが前やったこととつながる瞬間が好きです。例えば9年生の数A数Bで7年生のとき習ったピタゴラスの定理を使って解く問題があったり、英語に至ってはすべてがつながっています。ほかにも今まで学んだことと学んだことをあわせて新しい問題が解けると本当に楽しいです。
この楽しさに気づいたのは8年生の後半でした。定期試験の答案返却の時、学校外でスポーツをしていて忙しいはずの友達が自分よりいい点数を取っていることがわかりました。当時なんとなーく授業を受けてテキトーに試験勉強をしてまあまあな点数をとっていた私は、その子達は自分より絶対に勉強する時間が短いはずなのに、時間がないことを言い訳にせず勉強をしているんだと気づきました。そのとき悔しいのと同時に、たくさん時間があるはずなのに時間を無駄にしている自分を恥ずかしく思い、勉強に真剣に取り組むようになりました。なんとなく授業を受けていた頃は朝から学校に行ってホームルームに出て一日のスタートをしっかり切る大切さや、授業を受ける大切さがわかっていなくて、遅刻が多かったのですが、学習に前向きになっていく中で遅刻も減らそうと思うようになりました。
モチベーションを持ち続けるのは難しいことでしたが、先生方が頑張りを認めてくれてそれを言葉で伝えてくれたおかげで最後まで学び続けることができました。また、学びの楽しさを感じることができたのは明星のような環境があったのもおおきいです。明星の授業は、意見を持っている人がちゃんと発言できる雰囲気を先生と生徒で作っていたり、実験がたくさんありました。実験がたくさんあると、答えを聞いたときに納得できなくても、自分の眼で確認することで深い理解を得ることができました。
中学校生活のなかで変わったことがもうひとつあります。それは学校外で行われるピースボートや飛行機ワークショップなどのイベントに、自ら応募して積極的に参加するようになったことです。小さい頃にお母さんに連れられて参加していたイベントも面白そうとは思っていたけど、自ら参加することはありませんでした。しかし最近、自ら参加するようになったのは明星に通いながら挑戦する姿勢が無意識のうちについてきて、面白そうと思ったことに首を突っ込むことができるようになったからです。始めは友達に誘われてとか、友達と一緒にだったのが、自信がついてきて1人でも挑戦できるようになりました。このようなイベントに参加すると、毎回将来の夢が変わるほどの刺激を受けます。 特に8年で参加した、ピースボートでは新しく知ったこともあったし人とのつながりも増えました。 ピースボートで新しく知ったことは数え切れないほどあります。そのなかでも重要だと思ったのは自分自身で確かめることです。 私はピースボートで中国と日本のハーフのスタッフの方と仲良くなりました。実はピースボートに乗る前は中国のものは壊れやすいとか、中国は汚いとか知りもしないのに、ネットや、人から聞いたことで中国の印象を決めていました。けれど実際に香港に行ったり、中国人の方と交流したりして、中国にあった悪い印象はいつの間にかなくなっていました。逆に、ピースボートから帰ったあとに、友達が「会ったことないけど中国人は優しくない」と言ってるのを聞いて気分が悪くなったし、実際に自分が感じたことじゃないのなら違うかもしれないのにと思いました。その友達は悪気があった訳ではなく、ただネットや人から聞いたことを言っただけだと思うけど、本当は優しくて面白いし、話してて楽しかったです。なので、噂ではなく、自分自身がどう感じたのかが重要だと思いました。 そして、人と交流することの楽しさも知りました。ピースボートに乗っていた人たちはみんなフレンドリーでみんなと仲良くなりたいと思っているから、そこで生活していると、相手を知ることの、ハードルが低くてどんどん友達が増えていきました。その友達とは、日本人もいたし、アメリカ人もいたし、インドネシア人もいました。自分とは違う環境で過ごしてきた人と交流することで新しい視点を知ることができました。
私が明星に入って、大きく成長できたのは、先生と友達が大きな力になってくれたからです。先生はいつでも安心できる話し相手になってくれたし、挑戦する手助けをしてくれました。いい刺激を与えてくれて、一緒に挑戦しようと思える友達や自分のことを本当に好きでいてくれる友達がいて心強かったです。みんなのおかげで、充実した3年間を送ることができました。ありがとうございました。(N.O)
卒業証書は、副担の先生が名前を呼び、一人ずつ花道をとおって校長の元に進み、卒業証書を受け取っていきました。3年間を振り返り様々なことがきっと思い浮かんでいたでしょう。一人一人が成長した姿がとても輝いていました。卒業、おめでとう。
(9年スタッフ一同 )











