【学校だより】創立記念日に寄せて

新年度が始まって、早くも1ヶ月が経ちました。新一年生は初めての小学校生活の疲れを連休で癒し、また元気に登校していますし、お弁当も始まりました。いよいよ本格的に小学校生活の始まりですね。

また先日は1年生と6年生とで、野川公園に遠足に行きました。5月中旬ではありますが、日中はもう夏という感じですので、早くも熱中症を心配しなくてはならない季節にもなってきました。こどもたちの安全安心を見守りながら、元気一杯の1年にしていきたいと思っています。

さて、明日は創立記念日ということで、学園は102年目に入ります。児童21名、教員4名でスタートした時は、1、2、3年生だけの小さな学校でしたが、その後中学校、高等女学校と開校し、今では小中高合わせて約1,600名が通う学校となりました。また色々な分野で卒業生が活躍していますし、そのお子さんが入学してくるケースや親子3代に渡って卒業生というご家庭もあります。私もつい先日、まったく偶然に卒業生と繋がる場面がありました。母校を会し、世代を超えて人と繋がることができるのは楽しみでもありますね。偶然ではありますが、もしかすると卒業生同士がお互いに引きつけあっているのかもしれません?!

ただ時代の移り変わりと共に、学校の対応も新たな展開を考えなくてはならないことも増えてきました。もちろん必要なことは変えていきますが、時代の変化に追いつくことができないことも多々あります。例えばデジタル機器の進化が必ずしも学校にとっては良いことばかりではありませんし、新型コロナウイルスといったものや温暖化による異常気象にも対応していかなくてはなりません。(東日本大震災が発生した時には津波や放射能の心配によって5年生の大島見学旅行や千倉行事などに大きな影響が出ましたし、新型コロナウイルスの流行期は当時の全ての活動に影響を与えました。)

そのような時代の変化がありながら、明星学園が100年以上この地で学校を続けてくることができたのは、教職員の熱い思いがあったからだと思っています。以前、「でもしか先生」ということばが存在しました。教師の志願者のほとんどが容易に就職できた時代に、他にやりたい仕事がないから「先生でもやろう」かな。あるいは特別な技能がないから「先生にしかなれない」と言った消極的な動機から教員になった人たちに向けられたことばです。もちろん明星学園の長い歴史の中にも、そのような教員がいたのかもしれません。しかし入職当時はそうだったかもしれませんが、先輩教員の姿を見て自分を変えていった方もいるのだと思います。結果として「こどもたちにはどう育ってほしいのか」、「自分はどんな教師でいたいのか」、「科学的な学習とはどのようなものなのか」などといったことを常に考え、学ぶ教師集団だからこそ、今の明星学園の姿があるのでしょう。

建学の精神に則り、時代によって変わるものと変わらないものを精査しながら、102年目の明星学園を盛り上げていきたいと思います。そして明星学園が今後もこどもたち一人一人が幸せになると共に、教職員もまた自分の個性を発揮できる環境であり続けることを願っています。

(校長 照井)

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