中学校
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学校生活
9年生 卒業研究「してみる」相談会
この時期、卒業研究では文献調査からは得られない情報がどこにあり、それらをどのように手に入れるのかを考える。それが「してみる」の活動である。関連施設の訪問、実験、インタビュー、アンケート様々な手法をあげ、それらが自分の問いを明らかにするための活動につながるのかを検討する。その検討会が6月14日に行われた。
保護者を中心として結成された研究ボランティアは総勢27名。当日はグループに分かれ10名の教員も参加し一人ひとりの生徒の研究について「してみる」の可能性を広げた。
きれいに発表ができても調査があまければ突っ込まれる。しかし、それは研究を一歩進めるために他者が与えてくれた新たな視点だ。それに気づいたとき、守りに入っていた様子が和らぎ、困っていること、実はやってみたいこと、本当の言葉が出てくる。
これらのディスカッションを通じて、「してみる」の具体的なアイデア以外の気づきも多かったに違いない。この後、あちこちで「してみる」の活動が実行されるだろう。そのタイミングは自分で決めるのだから、最後はやっぱり自分がどうするのか、どうしたいかにかかっているのである。
総合探究科
新坂彩子