【9年生】 沖縄修学旅行に行ってきました! レポート 3日目

9年生沖縄修学旅行3日目の様子をお届けします。
1日目の様子はこちらから→9年生 沖縄修学旅行に行ってきました! レポート 1日目
2日目の様子はこちらから→9年生 沖縄修学旅行に行ってきました! レポート 2日目

3日目は、1日伊平屋島で、それぞれお世話になる民家さん(1家庭3〜7名に分かれて)と一緒に過ごします。この日は、とても気持ちの良い風が吹いていて、覚悟していた湿度の高さも気にならず、東京よりはるかに過ごしやすかったです。
午前中は、コバルトブルーの海に囲まれた伊平屋島にいるのに海に入れないのはもったいない!ということで1時間ほど海水浴の時間を設けていただきました。その後は、それぞれのお家で。9年生たちはどんなふうに過ごしていたのか、また伊平屋島が初めての先生たちが見つけた伊平屋島の素敵なところも紹介していきます。

伊平屋ブルーの海で海水浴を満喫!

朝9:00、伊平屋島の南に位置する前田ビーチに、続々と民家さんの車に乗って生徒たちが集まって来ました。ビーチボールを持つ人、浮き輪を持つ人…。橋の上からこれから入るエメラルドグリーンの海をすでに見ているので、気持ちも高揚しています。ライフジャケットを身につけ、いざ海へ!東京近郊ではけっして経験する事ができない海水浴に、9年生たちも大満足でした。(森村)

 

紅芋とヤギ

Aさんのお宅に泊めてもらっていたグループは午後の暑い日差しの中、紅芋を収穫に勤しんでいました。鍬で周囲を掘り、その後軍手をした手で丁寧に掘り出していました。この後紅芋チップスを作る予定だと言っていました。たくさん汗を流した後の塩味はさぞかし身体に染みることでしょう。また、Aさん宅ではヤギを3匹飼っていて、9 年生はその餌やりもしていました。3匹とも飼葉をモリモリ食べていて、たくさんミルクを出してくれそうです。(佐藤)


この日は思いのほか過ごしやすかったとはいえ沖縄の暑さ。日中は長時間、外に出ていることはできません。お家で沖縄そばやタコライスなどのお昼ごはんやおやつのサーターアンダギーを一緒に作ったり、海辺に貝殻を広いに行ってフォトフレームやアクセサリーを作ったり、もずくの袋詰めをしたり、お家の人が釣ってきたミミジャー(ヒメフエダイ)を料理したり、時にはのんびりお昼寝したりして、多くの9年生たちはゆったりとした島時間を民家の方たちと一緒に満喫していたようです。また、朝、早起きして見晴らしのいいところまで連れて行ってもらって日の出を見たり、夜は真っ暗な場所で満天の星空観察に感激してきた9年生もいました。(小畑)

 

続けて、伊平屋島初めての9年スタッフが伊平屋島を周る中で見つけた素敵なものを紹介していきます。

くまや洞窟

水や風などの力により侵食されてできた洞窟で、天の岩屋伝説の地のうちの1つです。地層が隆起したところにあり、2億8000 年前の地層を観察することができます。入り口は狭く、体をひねりながらでないと通ることができませんが、中に入ると、広さ約600 ㎡、高さ約10mの空間が広がっています。外はとても暑かったのですが、奥に入ると空気がひんやりとしていました。安全面の問題から、残念ながら子どもたちは、洞窟内に入ることができませんでしたが、次に訪れたときにはぜひ入ってみてほしいです。(三島)

 

念頭平松

伊平屋島田名にある念頭平松(ねんとうひらまつ)は、樹齢300 年を超えるリュウキュウマツで伊平屋島のシンボルと言われています。別名「にんとーまーちー」と言われるこの松は、私たちが東京でよく見る背の高い松とは違い、大きな日傘のように枝が横に広がり、地面につきそうなくらい低い松でした。堂々としたその姿はとても美しく、島の方々から愛され2016年に国の指定天然記念物となったそうです。現在は根の保護のため柵がありますが、かつては子どもたちが学校帰りに木登りをしたり、松の下で三味線やギターを弾きながらお酒を飲んで語ったり…と、島の方々の憩いの場でもあったようです。松の周りを歩いていたら民家の方に連れてきてもらった生徒たちとも出会い、松をバックに写真をパチリ。民家の方ともすっかり仲良くなったようで、とても良い笑顔でした。(芹澤)

 

 神聖な植物「久葉(クバ)」

「この植物は、神聖な場所にしか生えないんですよ」そんな言葉を聞いて、どこかスピリチュアルな雰囲気を感じました。
久葉とは、ビロウ(蒲葵)という植物の沖縄方言名で、葉はまるでアコーディオンのように大きく広がり、とても丈夫です。その強さから、「神様が降りてこれる」とまで言われてきたそうです。昔はその葉を丁寧に編み込み、井戸水を汲むための道具として活用されていました。そして、久葉が群生する久葉山(くばやま)では、文字通り山一面に広がる久葉の姿に圧倒されました。
沖縄でよく目にする、シイの木々が覆う、ブロッコリーのような山とはまったく異なる風景。その特異な姿こそが、この山が神聖とされる理由のひとつなのかもなぁ…と自然の中に宿る静けさと神秘を、全身で感じました。(佐久間)

 

沖縄最北端の灯台「伊平屋島灯台」


「沖縄最北端の灯台なんですよ」と聞いて、「南国なのに最北端?」と少し不思議に思いました。もしや鹿児島県が近いのか…?とグーグルマップを確認してみると、なんと鹿児島県の与論島よりも北に位置しているではないですか。沖縄と鹿児島は、思ったよりも近いようですね。(佐久間)

 

最高のお天気の中、9年生も私たち教員もゆったりとした時間の中で、伊平屋島を余すところなく大満喫した1日となりました!また、昨日の入村式の時よりも、お家の方との距離が縮まって和やかに過ごしている9年生たちの姿を見て、とても幸せな気持ちになりました。

海水浴をするためにずっと海に入りっぱなしだったライフセイバーの皆さん、観光協会の皆さん、そして、9年生たちを温かく迎え入れ、一緒に過ごしてくれた民家の皆さんに大感謝です。


(9年スタッフ一同)

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