【9年生】沖縄修学旅行に行ってきました! レポート 5日目

4泊5日の沖縄修学旅行の最終日、今回は5日目の様子をお届けします。

1日目の様子はこちらから→9年生 沖縄修学旅行に行ってきました! レポート 1日目
2日目の様子はこちらから→9年生 沖縄修学旅行に行ってきました! レポート 2日目
3日目の様子はこちらから→9年生 沖縄修学旅行に行ってきました! レポート 3日目
4日目の様子はこちらから→9年生 沖縄修学旅行に行ってきました! レポート 4日目

最終日前夜は、伊平屋島の民泊から本島へ戻りみんなと再会した喜びと修学旅行最後の夜ということもあって、夜遅くまで起きている人が多くいました。そのせいか、朝は眠そうな生徒がたくさん(笑)。目をこすりながらもお土産がたくさん詰まった大きな荷物をどうにかパッキングして、朝ごはんを食べ出発しました。「国際通り楽しみ〜!」「家族に頼まれたお土産を買わなきゃ」「甘いもの沢山食べたいな」と、国際通りに行くのがとにかく楽しみで仕方がない様子の生徒たち。バスの中でソワソワしていましたが…まずは、勉強です!朝一番で沖縄県平和記念資料館を訪れました。

沖縄県平和記念公園・資料館

バスを降り、まず初めに見たのは「平和の礎」です。バスガイドさんの説明を聞きながら自分の苗字と同じ名前や親戚の方の名前を探す生徒、伊平屋島でお世話になった民家の方の苗字と同じ名前を見つける生徒もいました。資料館では、沖縄戦に至るまでの歴史や写真、沖縄戦体験の証言を見聞きし、沖縄の方々が受けた惨劇を目の当たりにして「すごいね…自分がこの戦争の場にいたら…」と言葉に詰まる生徒もいました。どの生徒も真剣な表情で戦争の現実を受け止めている姿がありました。(芹澤)

 

旅の終わり、笑顔の「国際通り」

「それでは、今からスマホを返却します」
生徒の歓声とともにバスは国際通りへ向かいました。
「これで終わりかぁ…」なんて寂しげな声が聞こえるかと心配していましたが、そんな気持ちは4日ぶりのスマホとの再会で一気に吹き飛んでしまったようです。
そして迎えた国際通り。最初は班で行動するのかな?と思いきや、気づけばクラスも性別も関係なく自由に歩き回る姿があちこちに。中には男女ペアで楽しそうに歩く生徒もいて…「えっ、まさかこの2人が…!?」なんて、青春を感じるひとコマも見られました。


さて我々教員は第一牧志公設市場へ!!
1階には、色とりどりの鮮魚やお肉がずらり、特に目を引くのは青色や赤色のなどのカラフルな魚たち!
まるで水族館のような鮮やかさでした。
そしてなによりこの市場の魅力は…
1階で選んだ新鮮な食材を、なんとその場で調理してもらって、2階の食堂で食べることができるんです!
いちょうのホールで生徒から説明がありましたね、受け売りです(笑)
我々も生徒に負けじと新鮮な魚介類をしっかり堪能してきました。お酒を飲めないのが非常に残念で仕方なかったです… 大人になってから、また訪れて欲しいですね。観て、選んで、買って、食べて、楽しめる。ここでの体験は、きっと沖縄の旅をより特別なものにしてくれたと思います。

 

集合時間になると、袋いっぱいのお土産と、満開の笑顔を抱えた生徒たちが続々と帰ってきました。
「どうだった?」と聞けば、迷いのない「サイコーー!!!」の声。あぁ、本当にいい思い出になったんだなぁと、胸がいっぱいになりました。国際通りでの時間が、この修学旅行の最後にふさわしい、笑顔あふれる締めくくりになったこと、とても嬉しく思います。(佐久間)

那覇空港ー羽田空港

さぁ、旅も終わりを迎え、那覇空港へ。
5日間お世話になったバスガイドさんや日本旅行の添乗員さんに、「5日間本当にありがとうございました!!」とお礼を言い、保安検査場へと向かいます。搭乗口に着いても、まだまだ冷めやらぬ沖縄の熱気を帯びている生徒たち。
最後までお土産を買い足したり、アイスを食べたりしていました。
ハッピーなパイナップルのサングラスやハイビスカスの髪飾り、オリオンビールのTシャツを、羽田空港どころか家まで身につけて帰るんだろうなぁと感じました。そう、家に帰るまでが遠足ですね。


飛行機の中では、5日間の疲れが溜まっていたのかぐっすり眠っている生徒もいれば、今から沖縄に向かうのかと思うほど、まだまだハイテンションな生徒もいて、それぞれの時間を過ごしていました。
窓の外を見ると、離陸直後は「わぁ、きれいな海〜!」と歓声が上がっていましたが、東京に近づくと景色は曇った空とビルに移り変わり、改めて日常に帰ってきたことを実感します。


空港で出迎えてくださった保護者の方々が、「なんだか少し大きくなったような気がする」とおっしゃっていました。確かに5日間という短い期間の沖縄修学旅行でしたが、この旅でしか得られない貴重な経験を通して、生徒たちは大きく成長したのだと思います。

森村先生が離村式のときに述べていた挨拶が心に残っています。
「親と先生以外の、新たに出会った民家のオジーやオバー、オカーやオトーといった知らない大人との出会いを通して、伊平屋島という場所での生活を知るだけでなく、人の心の温かみを感じることができました。この経験は、東京に帰っても、東京で暮らす自分たちやその親たちの生活のありがたみを、より実感することにもつながるでしょう。」とおっしゃっていました。

また、仲間たちと5日間寝食を共にする中で、きっと今まで知らなかった良いところや、時には苦手だと感じるところも見えてきたはずです。新たに仲良くなった友達もいれば、思うようにコミュニケーションが取れずに、摩擦が起こることもあったかもしれません。しかし、その人の知らない一面が見えたときに、「それもその人の一部なんだ」と受け止め、許容していくことの大切さを感じることができたのではないでしょうか。本島での平和学習や体験学習に加え、伊平屋島での2泊の経験は、今後の生活にもつながる貴重な思い出になったことと思います。
保護者の皆様、この旅にあたって様々なご協力いただき、本当にありがとうございました。(山元)

以上で5日間の沖縄修学旅行レポートを終了いたします!

(9年スタッフ一同)

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