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タイ短期留学2025レポート2(8月19日)
この日も2日目同様、歌と踊りの発表から始まりました。今度は約1,600人の小学生に向けての発表。2日目の経験もあり、生徒たちの表情からは経験から得た自信と少しの不安が伺えました。タイの生徒たちもだんだんと盛り上がっていき、中には振り付けを真似て踊ってくれている子や歌を口ずさんでくれる子もいました。大歓声の中、パフォーマンスを終えた生徒たちは安堵の表情を浮かべ、感動もひとしおといった様子でした。
発表の後は昨日配られた体操服を着て、グループに分かれてそれぞれの授業に参加しにいきました。私がみた体育の授業では、セパタクローのような球技の練習を一緒に取り組んでいました。バドミントンのようなネットを境にハンドボールほどの大きさのボールを蹴ったり、ヘディングしたりして相手のコートに入れなければならず、これはかなり難しそうでした。ある授業ではおそらくグループが一緒になったタイの生徒たちの名前を覚えて前で発表するアクティビティを行っていました。先生や生徒たちに伝わるようにタイ語で発音する難しさに少しだけ苦労しながらも1人1人答えるたびに大きく盛り上がりを見せており大変楽しそうでした。
4時間目が終わると生徒たちはホストファミリーとその友達と共に食堂に集まり昼食をとりました。昨日よりも明星生の各々がタイでできた友人たちとコミュニケーションをとっている姿をみて親交が深まっていることに安心するとともに彼らの「頼もしさ」を感じました。
午後はタイの生徒たちと明星生とでタイの伝統的なゲームで対戦する催しが開かれました。1つ目の競技は生徒20人が1列となってお互いに手を繋ぎ、その手を離さずにフラフープを端から端まで移動させるというものでした。スタートからみんなで協力してフラフープを渡していきましたが、1戦目はタイの生徒たちに軍配が上がりました。2つ目は浮き輪のような輪を腰の高さで維持しながら、それをバトンとして渡していく、男女6人ずつ全12人で行うリレーでした。このバトンの代わりとなった輪は腰回りよりも少しだけ大きめにできており、普通に走るとずり落ちてきてしまうので、いかにうまくコントロールするかが肝でした。途中まではタイのチームが優勢でしたが、最後の最後で逆転し2戦目は明星の勝利。3つ目は大縄跳びでした。3回ずつ計測しその合計を競う方式でした。最初の女子チームは、2回目まではお互いに互角な勝負でしたが、タイチームの3回目で20回以上の大記録が出てしまい明星チーム大ピンチ。明星チームの3回目は16回と惜しくも及ばず。女子チームの対戦はタイの生徒たちの勝利でした。一方男子チームは3回目までで同点だったため延長の4回目が行われました。明星の4回目、4回以上跳べば勝利という状況でなんと17回成功。男子チームは明星の勝利でした。4つ目は綱引きでした。全2回の対戦でしたが、こちらはタイチームが圧倒的な力を見せつけなすすべなく敗北。最後は一定の距離からボールを蹴ってゴールに入れるというもので、男女5人ずつの計10人の合計を競いました。明星は序盤の女子たちが連続で成功しリードを奪うと最後までそのリードを守り勝利。驚いたことは1戦ずつ勝利チームには金メダル、負けチームには銀メダルが配られたことです。ほぼ全ての生徒が3つ4つのメダルを手にすることができました。競技終了後は生徒が入り乱れて撮影大会。ゲームを通してさらに親睦が深まりました。
この日も体調不良者は出ずに1日が終了しました。明日以降も様々な行事が続きます。お楽しみに!
(タイ短期留学引率 福冨)