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国語科 授業紹介|短歌に込めた9年生のまなざし
明星学園中学校では、各教科の授業の様子や、生徒たちが日々の学びの中でどのように考え、表現しているのかを、ホームページを通して紹介していきます。
今回は、9年生の国語の授業で行われた「歌会」の様子をお届けします。生徒たちは、日常の些細な一場面や自分の思いを短歌に込め、仲間の作品を読み合いました。名前を伏せて作品と向き合うことで、言葉そのものの面白さや、一人ひとりの感じ方の違いに触れる時間となりました。
以下、国語科・長谷川教諭による授業紹介です。
9年生の国語の授業で“歌会”を行った。
短歌の授業の際に作ったそれぞれの短歌を、名前を伏せた状態で配布し、班ごとに一首ずつ選んでもらった。それを発表し、さらに、クラス全体で良いと思った歌に手を挙げてもらう、という形での歌会である。
誰の歌か分からない、というドキドキ。
自分の歌が選ばれるかもしれない、というドキドキ。
クラスの仲間が、こんな歌を歌うんだ、こんなことを考えているんだ、というドキドキ。
自分の歌が選ばれたドキドキ。
自分の歌の「ここがいい!」と語ってもらえるドキドキ。
そんなドキドキの時間だった。
作歌の時点でも、前の時間までに読んだ「ドラえもん短歌」や俵万智、山田航、石川啄木らの作品を参考にしながら、かなり工夫を重ねていた9年生。日常を切り取って、どのように意味づけするか。自分の思いを相手に正確に伝えるために、どのような言葉を選べばいいのか、どのような構成にしていけばいいのか、そこに丁寧に向き合うことができていた。短歌との出会いが、自分を表現する一つの手段との出会いとなっていたら嬉しい。作品の一部を紹介する。
黒板に ベンベケベンと チョーク鳴る 先生の手が 音楽になる
日曜日 気分絶頂 それなのに ラインで聞かれた 明日の授業
毎日を だらだらだらと 過ごしたら 一度の青春 捨ててる気がした
6時半 まだまだいけると 目をつむる 気づけば8時 やばい遅刻だ
バッテリー 切れたスマホと にらめ合い 無くても良いのに 無いと不安で
成人を 迎えた姉と 伸びる影 知ってる背中 知らない背中
最初はね やる気あったよ お勉強 今になっては ガムのようだな
道草を しても良いよと 言うような 帰りの時間を 朝にください
半分ね 渋々割った クッキーの 大きい方を くれるやさしさ

中学校国語科 長谷川









