明星学園

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お知らせ

わくわく体験ひろば「フェルトでペーパーウェイトを作ろう」

先生ブログ
参加者は年中、年長の子どもたちとその保護者の方たち。
まずは、スタッフを紹介、ご挨拶をさせていただき、早速内容に入ります。何せ、開始30分前からお越しのお子さんは、もう早くやりたくて我慢できない様子です。

初めに、中央のテーブルに集まってもらい、羊毛(脱脂、脱色したもの)、原毛、綿の順番に触ってもらいます。
《羊毛(脱脂、脱色したもの)》
「ふわふわ」
「綿菓子みたい」
「やわらかい」
《原毛》
「こっち、重い!」
「かたい!」
《綿》
「こまかい!」
「かたい!」
原毛には、べたつく油分があるので同じ羊毛なのですが、ごわつく感じがしたのでしょう。感覚的な言葉が飛び出します。
最近は、手編みのセーターなどを着ることも少なくなってきているので、羊と毛糸が繋がりにくいようです。原毛に絡みついたごみにも気づいてほしかったのですがね。

  

さて、そのまま中央のテーブルで作り方をざっと説明し、それぞれの作業に入ってもらいました。
一番のこつは、羊毛を薄く、均等に巻き付けておくことです。
ぬるめの石鹸水でゆっくりと縮めながら、重ねた羊毛の繊維を絡ませていきます。
「おにぎり!」
と、声を掛けていたのですが、作業をしている子どもたちから、
「ハンバーグ!」
と言われ、なるほどと思いました。指先を上手に使って、転がすように動かしていくので、子どもサイズの手ごねハンバーグなのでしょう。

1個目の作業が終わったのですが…、思ったようにいきません。
所々、むらになってしまい、小石を均等に包み込むことができていません。
また、重ねた羊毛だけが縮んでしまい、下地に巻き付けた羊毛と絡まずに、浮いてしまっています。

皆さん納得がいかず、すぐに2個目に挑戦です。今度は、下地に薄く、均等になるように、羊毛を丁寧に巻きつけています。
色の重ね方も工夫が出てきています。ぬるめの石鹸水で羊毛の繊維を絡ませた後、熱めの濃い石鹸水につけた時の、手の中でクッと縮み込む感触がわかってきたようです。

  

あっという間に終了時刻が近づいてきました。
最後に、コットンボールならぬ、ウールボールに挑戦してもらいました。先ほどまでは、石に羊毛を巻き付けていましたが、今度は芯に何も入れず、羊毛だけでボールを作ります。
上手な子がいたので聞いてみると、普段から、泥団子に夢中だそうです。なるほどと、手のひらや指先が上手に動いています。
力を入れすぎると、つぶれてしまい、羊毛が割れたようになってしまいます。

こちらの作業もすぐに慣れてきて、あっという間にマリモのようなウールボールが沢山できていきます。


担当:福田・淘江・渡辺(広報ボランティア保護者)