明星学園

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お知らせ

4年生の朗読発表会が行われました!

先生ブログ
「かさ えらねえかえ かさ、買ってくんねえかい。」皆さん何と言っているか分かりますか。
これは「かさはいりませんか。かさを買ってください。」という意味です。長野県の方言で言い換えるとこのような言い方になります。

10月に入り4年生は国語の単元で「方言と共通語」の学習をしました。方言と共通語という言葉を知らない児童も多く2つの意味の違いから学習を始めました。
方言での朗読発表会を目標にまず保護者の方にお越しいただき昔話の「かさこじぞう」を、富山、青森(津軽弁)、神戸、長野、香川(讃岐弁)、広島、岡山と各地方の方言で発表をしていただきました。
保護者の方の発表を聞き、どの方言で発表するのかを決め各グループに分かれ練習に取り組む中で、普段使わない言葉が多く、「語尾が全然違うなあ。」「この言葉どう読めばいいのか分からない。」など苦労しているグループもありましたが、繰り返し練習やCDや録音したものを聴く中で少しずつ読むのがうまくなってきました。
気持ちを込めて朗読するだけでなく、聴いている人を飽きさせない工夫として身振り手振りをつけてみるグループや立ち位置を移動するグループ、お話に出てくる小道具を持ってくるグループも出てきました。

そしていよいよ発表会本番の日がやってきました。
両クラスともそれぞれに工夫が見られ「その工夫おもしろい!」「そんな見せ方もあるのかあ。」など他のクラスの発表を見て互いに良い刺激をもらった朗読発表会でもありました。どのグループも練習の成果を出し切れた朗読発表会になりました。保護者の方からも大きな拍手をいただきました。

今回の方言の学習では保護者の方に関わっていただき素晴らしい朗読発表会になりました。子どもたちのために協力してくださり、子ども・保護者・教師で作ることができた発表会でした。子どもたちからも「お母さんが発表したから」や「お父さんに近づけるように頑張る。」「~君のお母さんの録音したものを聞きたい。」などの声が聞かれました。大成功に終わった朗読発表会で子どもたちの成長した姿を見ることができました。