明星学園

トピックス(小学校)

お知らせ

新しい年の始まりに…

校長だより
1.2023年のスタート

 あけまして、おめでとうございます。
 このお正月、気温は低いですが、天気は良く穏やかな新年となりました。この数年、我慢を強いられてきた冬休みやお正月休みですが、今年は世の中の規制も緩やかで、旅行に出かけたご家庭も少なからずあるのではないでしょうか。ニュースなどを見ると多くの人が出かけているようです。私もプリンターのインクが切れ、元旦から吉祥寺のヨドバシに出かけましたが、そこもまた多くの人で賑わっていました。
 明星学園はいよいよ100周年に向けて、あと一年と少しとなりました。来年の5月には明星学園100歳の誕生日を祝うこととなります。地球が誕生してからの46億年からすれば、100年などほんの点にも過ぎない時間かもしれません。しかし明星学園にとっての100年には数え切れないほどの意味が詰まっています。なぜ新しい学校を作ったのか、創立当時の教育はどうだったのかなど、この100年にはその当時の先生方の深い考えがあるのです。その一つ一つに関しては、今後できるだけ学校だよりの方で紹介していくつもりです。
 100周年は確かに区切りとしては良いのですが、そこで終わりということではありません。今までと同様、次の100年に向けて、歩みを止めない必要があります。その時に一番大事にしなければならないことは、目の前の子どもたちです。目の前にいる子どもたちの様子を常に把握し、それぞれの状況に合った対応をしていくことこそ、明星学園の創立理念の一つである「個性尊重」につながります。ただし、「個性尊重」の中にあってもいくばくかの協調や共同は必要になってくると思います。自分の自由を守ると共に、他者の自由も大切にするよう心がけてほしいと思います。新学期を前にそんなことを思いました。
 みなさまにとって2023年度が素敵な年になることを願っています。今年もよろしくお願いいたします。

2.SNSのおそろしさ…

 先月の学校だよりの「ほんのちょっとの紹介」で図書クラブの活動と吉祥寺の書店の話をしました。当日回った書店の一つ「緑のゆび」さんから明星学園小学校の図書クラブの子どもたちがお店に来たことをSNS(Instagram)に掲載してもいいかというお話があり、子どもたちが入らないことを前提にOKを出しました。これも前回書いたように、学校が地域の方々とつながっていくことができたらいいなという思いからです。
 実際にお店のInstagramに私と店主さんたちが写っている写真やコメントが後日載ったのですが、そのすぐ後に私の中学校時代の同級生からメールが来ました。彼女は九州福岡の公立図書館で司書をしていて、ご主人や妹さんも図書に関わる仕事をしているそうです。そんな関係から本にまつわるInstagramに母校のことや同級生のことが出ていて懐かしくなり、すぐにメールしてきたそうです。自分の知らないところで人とつながっていく驚きや楽しさがある反面、それは逆にSNSの怖いところでもあります。現在副校長が中心となりこのSNSの危険性について保護者さんを含めた講習をできないか検討していますが、その前に機会がありましたらご家庭でも一度SNSやインターネットについて話題にしていただきたいと思います。