明星学園

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お知らせ

方面別集団下校!

先生ブログ
学校生活に慣れてきた1年生。
2年生から6年生もプリントに前の学年を書いたり、「あっ!教室間違えた。新しいクラスは2階だった!」ということが少なくなてきた時期。

先日、「方面別集団下校」を行いました。
方面別集団下校は、次のような目的で行っています。
1. 学年をこえて同じ下校方面の児童同士での顔合わせをし、お互いを認識し合う機会をつくる
2. 災害,不審者・事故等の発生時に,帰路が同じ児童で助け合える関係性をつくるため
3. 登下校のマナーを確認し,意識の向上をはかる

昨年度、中央・総武線と井の頭線が止まってしまった時、明星っ子が力を発揮しました。
「奇跡の明星っ子」と密かに呼んでいるエピソードです。
〇エピソード1
中央・総武線で通っている子どもたち。井の頭線が動いていないので、吉祥寺駅でどうしたのでしょうか。
6年生が明星生に声を掛けて「吉祥寺駅から歩いて学校に行こう!」と呼びかけ、1年生から5年生までを並ばせて、先頭と後尾に6年生がついて、10数人で登校しました。6年生は誇らしげな表情、1年生から5年生は6年生に励まされて登校できた安堵感に満ちた表情でした。

〇エピソード2
井の頭線で通っている子どもたち。
富士見ヶ丘駅で電車が止まってしまい、先には進まない…。6年生が「線路に沿って歩けば学校に行ける!みんな、歩いて行こう!」ということで、下学年を誘って、数名で歩いて登校。数時間かけて登校してきました。富士見ヶ丘駅に居合わせた保護者の方が、明星っ子たちに「家に戻る?学校に行く?」と訊いたところ「学校に行く!」と言うことで一緒に歩いてきました!と笑顔で話してくださいました。1年生や2年生は、途中で足が痛くなりながらも、6年生や保護者の方に励まされて無事に登校することができました。

機転を利かせて、このような行動がとれたことは、日々子どもたちが「自分の頭で考えて、判断して行動す」ということを学んでいるからだと思います。そして、「方面別集団下校」で「何かあった時には、みんなで力を合わせて」という意識づくりが功を奏したのではないかと思います。

先日の方面別の様子です。
1年生は、同じ方面の6年生が教室まで迎えに来てくれます!

  

方面ごとに、教室に集まり、自己紹介。名前だけでなく、好きな食べ物は?好きな遊びは?など、グループごとに趣向を凝らしていました。
緊張がほぐれてきた頃合いを見計らって、5,6年生のリーダーから、通学路の歩き方やバス・電車のマナーの話しをしました。
グループ内で誰かが困っていたりすることは、みんなで話し合います。
            




            







話が終わった所で、グループごとに下校します。
方面別集団下校の日は、一斉下校ではなく、グループごとの下校になりますので下校時刻に幅があります。
        

異学年で帰り、特別な時間を過ごすことができる方面別集団下校。
小さな積み重ねが大きな力を発揮することを願っています。

(小学校 副校長 伊野)