明星学園

トピックス(小学校)

お知らせ

長いお休みはどうでしたか?

校長だより
1.今日から2学期の始まり
 みなさんにとっての夏休みはどうだったでしょうか。子どもたちは「もっと夏休みが続けばいいのに」と思う子と、「やっと学校に行くことができる」と思う子の二つに分かれるのでしょうね。先生たちはどちらでしょう。こちらはご想像にお任せします。
 さて、子どもたちはこの長いお休みにどんな経験をしたのでしょうね。学校が生活の中心になる日常から、学校以外が中心になる非日常へ変わることで、さまざまな経験をしたのではないでしょうか。さらに家族と一緒にいる時間も増えたことと思います。この夏休みの間にどんな経験、どんな発見、どんな思いをしたのか、ぜひ教室やノートで語ってほしいです。休み明けは「みいつけた」も盛んになると思います。お互いの夏休みを共有して、あらたな発見があるといいですね。
 今年の夏季行事は天気が良く、どのクラスもスケジュールの変更をすることなく無事に終了しました。この夏は猛暑続きでしたが、行事をおこなっている千倉はまだまだ緑も多く、海風が吹くので東京よりは過ごしやすい感じがします。夜も外でBBQをしたり、カレーを作ったりという場面がありましたが、それほど暑さも気にならず楽しいひと時となりました。
 そして学校の体育館のエアコン工事が終わりました。2学期から体育館での活動はとても快適になります。今回エアコンの工事とともに、屋根が新しくなったり、外側と内側の壁を塗り直したり、さらには体育館の床をピカピカにしました。9月半ばから運動会の練習も始まりますし、快適な環境で学習できることは幸せなことでもあります。
 2学期が始まると、まず「夏休み作品展」がありますね。今年も力作がそろうでしょうから、今から楽しみです。そして9月半ばには中高の「明星祭」もあり、今年も内部生の優先時間帯を作ってくれる予定です。そして「運動会」が終わると、今年は「バザー」もリアル開催されます。こちらも楽しみですよね。運動会でみんなのまとめ役としてがんばった6年生は、10月後半に「修学旅行」で奈良に出かけます。「入試」や「公開研究会」もあり、またも忙しく充実した学期になりそうです。

2.季節の移り変わり
 夏休み中に井の頭公園の中を通ることが何度かあり、その度にどんぐり(コナラ)の成長を観察していました。とても大きなコナラの木があり、その枝が大人の目の高さまで伸びているので、そこになっているどんぐりの成長がよく観察できました。ところがある日、その枝がいつもよりずっと低い位置にあって、その周りが立ち入り禁止になっていました。どうやら太い太い枝の根元から折れてしまったようです。これほど太い枝が折れるのかと驚いたと同時に、折れた原因が知りたくなりました。特に風が強く吹いていたわけではないと思います。東京はずっと暑かったのですが、暑いことであれだけの太い枝が折れるとは考えにくいと思います。井の頭公園も都市公園として開園して100年を越しているので、中には老木化している木もあるのでしょうか。うっそうとしていた井の頭公園が、どんどん明るくなっていくことに、なんとなく違和感を感じています…。

3.ほんのちょっとの紹介
 夏休み前に読みたいと思っていた『野生のロボット』(ピーター・ブラウン著・前沢明枝訳・福音館書店)という本。実際に読んでみました。さて、どうだったか。その辺りは個別の感じ方があるので、ナイショにしておきます。ただお話としても、テーマとしてもしっかりした本ですので、ぜひ手に取ってほしい本でもあります。
 そしてこの夏、横須賀美術館で行われている荒井良二さんの展覧会に行ってきました。荒井良二さんの作品は何冊か読んだことがありましたが、美術館の展示を拝見し、とても衝撃を受けました。発想がとても豊かで普通の考え方に収まらない方だということが第一印象。絵本というと平面の世界ですが、平面では収まりきらない展示(立体なども含め)がとても素敵でした。そして美術館の壁面に直接描いている大きな絵。あの後その壁をどうするのだろうと心配になりました。
 とても気になって帰りに買ってきたのが『きょうはそらにまるいつき』(荒井良二作/絵・偕成社)です。日本のどこにでもあるような日常を感じさせてくれて、どこかなつかしい気持ちになりました。