明星学園

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台湾短期留学生ホームステイ受け入れ<第5日目 10/10>

先生ブログ
明星の子どもたちにとっても、Dong Haiの子どもたちにとっても、待ちに待った学校生活の日を迎えました。ところがまたもやアクシデントが…。季節外れのインフルエンザの流行で、学級閉鎖のクラスが出てしまい、そのクラスに入る予定だった台湾の子どもたちが十分にクラスメイトと過ごすことができなかったり、全校で集まって歓迎会をする予定だった体育館でのセレモニーが中止になったりと、朝から予定変更の嵐となってしまいました。

こればっかりはもうどうしようもない、誰のせいでもないことです。こんなに急に予定が変わると、苛立ちが募ったり、不満に感じたりするものです。しかし、この状況をDong Haiの子どもたちも教員陣も本当に快く受け入れてくださり、文句をいうどころか、どうやってこの難しい状況の中で、できる限りのいい1日にしていくことができるかを一緒に考えてくださいました。

思い返せば2019年にDong Haiの子どもたちが来てくれた時も、台風の直撃を受け、予定を変更しなければならない事態になりました。その時も、明星とDong Haiの教員、そしてホストファミリーの方々の柔軟で温かい対応で乗り切りました。今回もまた、お互いを思いやる気持ちと、なんとか少しでも素敵な交流の時間にしてあげたいとの熱い思いが、立ちはだかる困難を打ち破って進んでいく力になっている気がしました。
海外の学校との交流には、ただでさえ言葉の壁や文化、考え方の違いがあり、時にお互いの理解が食い違ってしまったりすることが珍しくありません。そこに来てさらにインフルエンザのように、予期せぬ自体での予定変更が入ると、お互い第2言語の英語でコミュニケーションをとっている明星側とDong Hai側で、共通理解をするまでにかなりの時間とエネルギーを要します。しかしそんな時こそ、そのやりとりや、どう事態を打開していくかの教員たちの動きや姿勢を子どもたちは見ています。Dong Haiの子どもたちに英語で「こんな風になってしまってごめんね」と話しかけると、「That’s OK!」と返してくれました。胸が熱くなり、そんな健気な留学生のみんなが本当に愛おしくなりました。


教室に一生懸命歓迎の飾り付けをしてくれた明星の子どもたち。その教室に合流することを心待ちにしていたDong Haiの子どもたち。その機会が減ってしまうことはとても残念なことでしたが、閉鎖となり下校する前のわずかな時間だけでも交流する時間を設けて、持てる限りの時間を精一杯一緒に過ごすことに努めました。Dong Haiの子どもたちががんばって準備してくれたプレゼンテーションを見せていただいたり、クラスでゲームをしたり。そして、最後には副校長による和太鼓のレッスンも受けることができました。
子どもたちの顔には大きな笑顔が溢れていました。教室からは、素敵な笑い声と言葉を超えたつながり合いが芽生えていました。願わくば、こんな時間がもっともっと、あと2〜3日はあればいいなあと感じます。今後のプログラム構築の参考にしていきたいです。


学校生活を終え、ホストファミリーと一緒に下校していくDong Haiの子どもたち。明日はいよいよ最終日。早朝に学校を出発しなければなりません。今夜は荷物をスーツケースにがんばってしまわなければなりませんね(^ ^)。お土産も全て収まりますように。

子どもたちだけではありません。先生たちも素敵な交流の場を持つことができました(^^)。

子どもも楽しい。先生たちも楽しい。これこそが、国際交流の素晴らしさ!

国際担当