明星学園

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お知らせ

6年生☆奈良・修学旅行☆第2日目

先生ブログ
午前5時45分起床!
「6時から若草山に散歩に行くのは全員?」「全員だよ。」
「昨日、寝れなかったんだよね。キツイなぁ。今日の夜は早く寝なきゃ。」と昨晩を振り返りながら、眠そうな目をこする子どもたち。
「眠くても、散歩に行くよ!シカに会えるかもしれないし、朝日が昇ってくるのが見られるかもしれないよ!」と声を掛け、目の前の若草山に散歩に行きました。
シカはまだ降りて来ず、若草山には元気いっぱいの明星学園小学校6年生のみ。
朝の空気はキーンと冷え、少し寒いかなぁという、秋の朝を楽しみました。

   

午前6時30分朝食。
朝一番に法隆寺に行くために早目の朝食を食べました。
湯豆腐は、身体も心も温めてくれました。

午前8時30分法隆寺到着。
宿からバスで移動をしました。バスガイドさんが、法隆寺までの道すがら、奈良県の遺跡やお寺の話しをしてくださいました。
特に、お寺と神社のお参りの仕方について、仏さまにはそっと手を合わせて礼をすることや神様は拍手をしてお呼びすることなどを話してくださいました。
あっという間に法隆寺に到着しました。

法隆寺は聖徳太子ゆかりの寺。創建当時は斑鳩寺(いかるがでら)と呼ばれていたそうです。バスガイドさんが、斑鳩の地は鳩を神の使いと考えていた、ということを話してくださいました。
また、仏像の微笑みがアルカイックスマイルと言われている事や百済観音は八頭身であることなど、沢山のことを説明していただき、子どもたちはしっかりメモをとていました。
南大門から入り、五重塔・大講堂を周り、大宝蔵院では「玉虫厨子」や「百済観音」を見学しました。朝一番だったので、余裕を持って見学することができました。

         


その後、奈良県立橿原考古学研究所附属博物館に向かいました。
この博物館は、奈良県内の遺跡から発掘してきたものを中心に、出土品(実物資料)が数多く展示されていました。
特に、子どもたちがびっくりしたのは、棺に納められた人骨やガラス管などで作成した装飾品、子どもたちの背よりも大きな土器などでした。
一人一人自分の興味関心で、展示していることを一生懸命メモしていました。

            


            


 
午後は、石舞台古墳でお弁当を食べ、飛鳥を周りました。
石舞台古墳の総量は2,300t。こんなに巨大な石をどんなふうに運んできたのか等、実物を見て色々な疑問が湧いた子どもたちでした。

           

石舞台から歩いて酒船石に行き、亀形石造物に行きました。
どんなことに使われていた石なのか、今になってははっきりと分からないことも多々ありますが、子どもたちはそれぞれ想像を巡らせていました。

亀形石造物から飛鳥寺までは、金色に色づいた稲穂が美しい田んぼ道を歩いて行きました。


     

飛鳥寺に入る前に、蘇我入鹿の首塚を見ました。江口先生の話しを真剣に聞く子どもたちでした。
飛鳥寺では、日本最古の飛鳥大仏を見学し、お話を伺いました。
飛鳥大仏は右から見ると厳しいお顔をしており、左から見ると優しいお顔をしているという話しをされていました。
写真を撮ることもOKということで、子どもたちはそれぞれ自分の好きな場所から飛鳥大仏の姿を撮影していました。

          

飛鳥寺から徒歩で甘樫丘(あまかしのおか)へ。甘樫丘は蘇我氏の邸宅だったとか。見晴らしの良い丘で、そこからは大和三山(耳成山、畝傍山、香久山)を眺めることができました。
「うお~!」と叫ぶ子や友達と記念写真を撮る子、丘に登ってきた達成感を感じている子など、色々な様子が見られました。

            



その後、宿に戻り、夕食をお部屋で食べて、赤膚焼き体験をしました。
宿の大広間を貸していただき、子どもたちと一緒に体験ができるように準備をしました。

赤膚焼きを教えてくださる窯元の小川二楽さんが笑顔でお出で下さり体験開始。
400年前に郡山城主豊臣秀長によって始められたと言われているそうですが、奈良の風土に合った素朴な焼き物だそうです。
お手伝いの方が3名。丁寧に教えてくださいました。

二楽さんが実演している様子を見て、子どもたちは、二楽さんがひょいひょいと作られるので、自分も同じように作れると思って実際やってみると…。
「え~難しい!」「二楽さん、簡単に作っていたから、作れると思っていたのに。」「やっぱり、二楽さんすごいわ~!」の声。
そんな子どもたちの声にニコニコ笑顔で、親切に教えてくださる二楽さん。お手伝いの皆さま。ありがとうございました!
子どもたちも引率の教員も全員焼き物体験に夢中でした!


       
二日目の夜は…。
子どもたちは、ぐっすり眠っているはずです。
とっても静かな奈良の夜です。

(副校長 伊野)