明星学園

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お知らせ

100 周年 YEAR!

校長だより
1.2024 年のスタート

 あけまして、おめでとうございます。この年末年始は比較的暖かく穏やかな新年の幕開けとなりました。

 と思った元日の夕方、ゆっくりとした揺れを感じました。地震です。テレビをつけてNHKを観ていると、次第にその大きさと緊急性の高さがわかって来ました。テレビからは震度や津波警報を伝えるアナウンスが聞こえ て来ます。そしてそのアナウンスを担当しているアナウンサーは強い口調で「すぐに避難を!」と呼びかけています。東日本大震災の時は学校にいたので、テレビでどのようにアナウンスしていたのかはわかりません。しかし明らかに東日本大震災を教訓として、さまざまなものが進化しているはずです。NHKアナウンサーのOGが 話していたことによれば、アナウンス室では災害が起きた時のアナウンスについては常に見直しがされ、人命を最優先するためには何が重要かを話し合っているそうです。とても重要なことだと思います。
 能登半島地震により亡くなられた方々に深く哀悼の意を表するとともに、被災された方、そのご家族及び関係の皆様に心よりお見舞い申し上げます。

 さてなぜこのような話をしたかと言えば、教育の場面においてもアップデートしていくことは重要であると思っているからです。
 もちろんやみくもに新しいものを取り入れていきましょうと言っているわけではありません。過去から作り上げ、積み上げて来たものも大事です。重要なのは過去から学ぶこと。過去の事実を受け止め、その上で反省点があれば改善していくことが重要だと思っています。

 今年で 100 周年の明星学園。ここまでの100年を振り返り、ここからの100年をどう創っていくのか、大きな節目の年になると思います。明星学園の伝統とは何か、その伝統を持ち続けながら、時代に合わせた教育を考える。ここからの歩みは楽ではないと思います。しかし創立同人の一人、照井猪一郎は「歩みをすすむれば近 遠(ごんのん)にあらず」(出典→参同契:曹洞宗の経典・詩)を引用し研究集会で次のように言っています。
 
 おい!! ちょっと。みんな聞けよ。いい言葉じゃないか。
 理想に向かって歩みつづけることが問題なんだよ。
 理想が遠いか近いか,そんなことあ、問題じゃないんだ。
 なあ、みんな。あゆみはじめることが大切なんだよ。
 あるきつづけることが大切なんだよ。

 みなさまにとって2024年が素敵な年になることを願っています。今年もよろしくお願いいたします。