3年 総合 「歯」の学習

 6歳ぐらいになると前歯が急にぐらぐらしてきて自然に抜けてきますね。3年生はちょうど乳歯(子どもの歯)から永久歯(大人の歯)に変わる時期で口の中にはその両方の歯が混在しています。自分の歯のことが気になり「なんで虫歯になるの?」と疑問を投げかけたり、「先生!見てみて、歯がぬけそう!」とぐらぐらしている自分の歯のことを報告したりする子もいます。3年生の総合では人間の歯の役割や形ついて学習と、動物の歯についての学習をします。その第1回目の様子。

全員に鏡をくばりました。
先生:「口の中をのぞいてみましょう。どんな歯があるかじっくりと観察してみましょう。何か気が付いたことはありますか。」
・ぐらぐらしている歯がある。
・三角の歯や四角の形の歯がある。
・前歯の先っぽがすこし透明になっている。
・奥歯がすこしデコボコしていてとんがっているところもある。
・奥歯のデコボコのところは4つに分かれてる。
・上の前歯は下の前歯の前にくる。

などなど、気が付いたことをいっぱい発表しました。

つづいて、
「いまからおせんべいをくばります。どの歯を使ってどの順番で食べているかしらべましょう」

 みんなはおせんべいをもらって大喜び。
 
 普段なら何も考えずペロリとたべてしまうおせんべいですが、今日はよく考えながら、たべました。そして気が付いたことを発表しあいました。

・最初は前歯を使ってちいさくかみきった。そのあと奥歯をつかって砕いていった。そしてのみこんだ。
・奥歯に行ったあと、右の奥歯に行ったり、左の奥歯に行ったりした。
・たくさんかんだ後、自然に飲み込んでいって口の中のおせんべいがなくなっていった。
・前歯は包丁とかはさみみたいに小さく切る役割をしている。奥歯はおもちつきの臼みたいに、もっとこまかく砕いたり、すりつぶしたり役割をしている。

 この後、図を見せながら「かみきる」ことをした前歯はどういう形をしているのか、「すりつぶす」ことをしている奥歯はどういう形をしているのかたしかめました。その他にも犬歯(けんし)があることを紹介し、前歯、犬歯、臼歯がどういう順番でならんでいるのかも確認しました。そして「したこと」をノートにまとめました。

 

人間の歯の形と働きについて学習しました。次回は動物の歯について勉強します。お楽しみにね。

(3年生 総合科 冨田)

 

 

 

この記事をシェア