6年生 社会 国づくりに何が必要か?

6年生 社会科の授業の様子

 厩戸皇子(聖徳太子)の亡きあと、次第に勢力を強めていった蘇我氏に危機感をもった中大兄皇子と中臣鎌足は蘇我氏を倒し天皇中心の政治を目指して大化の改新(645年乙巳の変)を行いました。ここまでが前時の学習。
 
 大化の改新後、この2人がした事とは何でしょうか。2人が目指した新しい国づくりとは何か、その業績を探っていきます。

6年生社会科担当の江口先生が黒板に今日の課題を書きました。

「あの2人が新しい国づくりを目指します。国づくりには何が必要でしょうか」

中大兄皇子と中臣鎌足が行った業績を知る前に、そもそも国が国として成立するためには何が必要かということを子どもたちに考えさせました。もし自分が、まったく何もない所から新たに国をつくるとしたら何を作り、どうするのでしょうか?
 それを十分に話し合ったあと、実際にしたことを紐解いていきます。今日の課題を聞いて子どもたちはさっそく隣の友達と相談をしたり、国に必要なものをつぶやき、ノートに書いていきました。

そして発表タイム。

 ≪子どもたちの考え≫ 
「国を作るために必要なものとは?」

・土地が必要。(住む場所、建物を建てる人 そのための木材 大工さん)
・お金がいる。 お金を作る人、お金を預かる銀行がいる。 
・人がいる。 人が国を作ろうとする”根性” がいる。やる気みたいなもの。
・人と人が仲良くするための友好関係 愛と勇気
・人をまとめる統率力 リーダーシップがいる。
・食べていくための食糧 育てるための畑(土地)がいる。育てる農家がいる。
・食べ物とかを運搬する馬、船、荷車がいる。
・食べ物とかをよりよく育てるための技術 科学的な知識、代々受け継いでいくための伝統がいる。
・お酒がいる。(みんなで仕事した後にお疲れ様ってやるでしょ。その時に必要)
・お酒は宴会だけじゃなくて神社とかでも必要。
・着る物、靴とか履くものを作る人がいる。
・法律が必要 ルールみたいなものを作る。 
・警察とか、悪い人を取り締まる人が必要?
・警備する人。武士 戦う人 国を守るための人がいる。
・水がないと生きていけない。水を管理する人がいる。
・記録していく紙、文字を書くための紙、その紙をつくる所がいる。
・病院とか医者が必要。
・考えを広める力、受け継いでいくための力、学校がいる。 勉強をするところ。
・平等な社会がいる。

 国づくりに必要なものを頭に浮かべ、よく考えられた意見がたくさん発表されました。さすが6年生ですね。
 さてさて、実際に中大兄皇子と中臣鎌足はどのような国づくりをしたのでしょうか。それは次回のおたのしみ。引き続き頑張っていきましょう。
 

(入学広報部 冨田)

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