2年生総合「和紙作り」

 プラタナス広場の東側に楮(コウゾ)の木が2本あります。その枝を切り、自分たちで皮をむきました。切って間もない枝の皮は簡単にむくことができます。むいた皮を一週間、日光にさらしておきました。こうすると白さが増します。その皮を木槌でたたいて繊維をほぐしました。ここまでが前回の総合の様子。

 今回はいよいよ「紙漉き」です。紙漉き用の簀桁(すけた)ははがきサイズのものを使い、1人4枚くらい作りました。まず大きな深めのバットにたっぷりと水をれ、その中に先日ほぐしたコウゾの繊維を入れます。水の中に入れてみると繊維がスッと広がり、綿毛のようにふわふわと漂いました。

「なんかふわふわしておもしろい!」
「繊維がグニュグニュしてきもちがいい!」

いよいよ紙漉きに挑戦。はじめに先生がみんなを集めて実演しました。

 そして、自分たちの席に戻っていよいよ実践。さてうまくできるでしょうか?
 繊維が一か所に固まらないように均等にいきわたらせるのが難しいですね。
 すいた和紙を新聞紙の上にひっくり返して乾燥させました。
そして 次の日・・・

和紙の完成! 
コウゾの原料集めから始まり、皮むき、たたき、紙漉きまで、全ての行程を自分たちの手で行いました。よくがんばりました。

子どもたちの感想
「木の枠ですいてから、あみをはずして、上からおしました。一回目はうまくできなくてくずれてしまったけど、2回目は上手にできました。四角いはがきができました。やるときに手をいれるとぬるぬるしてちょっとおもしろかったです。」

「すを水の中に入れせんいをわくの中に入れました。なかなかすくえなくてむずかしっかったです。でもできました。次の日パーパスルームに行って見に行ったらもう乾いていました。形もよくできてたしすごくうまくできました。」

「紙ができました。本当にかけるか鉛筆で落書きをしてみました。本当にかけました。消しゴムでけしてみたら、らくがきしたもの消えました。うれしかったです。」

 

 みんな上手にできてよかったね。自分で作った和紙を手にしてどの子も笑顔があふれていました。
 この和紙を家に持ちかえってどうするのかな?クリスマスカードにしてもいいし、年賀状にしてもいいですね。心に残る体験ができました。

(広報部 冨田)

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