8月24日☆アーサー・ビナードさんをお招きして

8月24日(日)にアーサー・ビナードさんをお招きして、「ことばが生まれるところ」というテーマで、アメリカ生まれの詩人と一緒に、日本語と英語の昔と今を探検してみよう!ということでお話ししていただきました。

アーサー・ビナードさんは、①ことばの持つ2面性(本質的なことを伝えるということと人の心を操る・だますということ)、②土のついた根っこのあることばを使えるように、③自分の感性を大事にすること(そのためにはスマホやタブレットではない)ということを、ご自身が翻訳した絵本『ダンデライオン』(ドン・フリーマン作)や『やばっ!』(トミー・ウンゲラー作)、原爆の図から絵をとって作成した紙芝居『ちっちゃい声』の読み聞かせをしてくださりながら、楽しく、鋭く、お話しくださいました。


参加してくださった方の感想を紹介します。
〇言葉が持つ可能性や影響の大きさについて、しっかり考えたのは初めてなのかもしれません。温かい雰囲気も良かったです。しっかりと本質を考えられるように教育をしていくことが大切であり、そのような教育をされていらっしゃるのだなと分かり、良い講演会の機会をありがとうございました。

〇地域の人に向けて、こういったイベントを開いてくださり、ありがとうございます。ビナードさんのお話は、普段マスメディアにまひさせられている頭に、ハッとさせられることばかりでした。「言葉に根っこをつける」。意識したいと思います。

〇根っこをつけたままの言葉の大切さに、本当に共感しました。
表面的な耳ざわりのよい言葉に惑わされず、本質を見抜き、本質を端的に表す言葉を探していきたいと思っています。

午後のスピンオフ企画、アーサー&まり子「コトバとカラダがつながるとき」は、まり子さんがイントロダクションをして、アーサーさんが『からだのなかで ドゥン ドゥン ドゥン』を読み聞かせをし、その後、参加者で、心臓やお腹に耳を当てて音を聞き、どんな音がしていたかを紙に書いたり、声に出したりしました。最後に、みんなでからだの音を声に出して、その音を真似しながら、動いたり踊ったりして楽しい時間を過ごしました。


お暑い中、ご参加くださった皆様に感謝申し上げます。

(副校長 伊野)

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