小学校
先生コラム
運動会終わる
運動会へのご協力、ありがとうございました
先週の日曜日、小学校の運動会が無事に行われました。今年も9月から10月にかけて、まだまだ暑い日が続いていて、練習も大変でした。また本来の実施予定日だった10月11日の直前に台風が2つも襲来し、残念ながら1日延期。しかしおかげさまで、グラウンドの湿り具合も良かったですし、天候もそれほど暑くなく穏やかな1日を過ごすことができたのだと思います。
延期によってそれぞれの予定がずれ込んだこともあるでしょうし、残念ながら運動会当日に参加できなくなったということもありました。こればかりは相手が天気なだけに難しいところです。
また小学校の運動会終了後に中学校の運動会があるということで、ボランティアの方々には体育館の片付けや、グラウンドのロープはずしなどをお願いしましたが、おかげさまでそれらも順調に終わり、無事に中学校に引き継ぐことができました。ご家庭のご協力もあり運動会が無事に終わったこと、みなさまに感謝です。
子どもたちといえば、どの競技も全力で頑張り、運動会を盛り上げてくれました。毎年のことながら嬉しく思うのは、実行委員や係の子どもたちの活躍です。競技に全力で取り組むとともに、運動会全体の運営について考える実行委員や、楽しい競技を支えてくれている係の子どもたちの姿が、頼もしくもあり、まぶしくもあり。今年も小学校全体で取り組んだ運動会が無事に終わったことにホッとしています。
また翌日は中学校の運動会が行われ、そちらは割とのんびりと観覧させてもらいました。中学生ともなると体も大きくなり、それぞれの競技も迫力があります。特に走競技は観ている側も興奮しますね。小学校の教員としては、小学校時代を知っているので、教えた子どもたちのその後を見ることができるとてもいい機会です。みんな立派になりました。そしてここでもまた縁の下の力持ちがたくさんいて、運動会を下から支えています。小中高一貫校ゆえに、最長12年間の子どもたちの成長を見守ることができることは本当に幸せなことです。
季節の移り変わり
長かった夏も終わりを告げ、ようやく涼しくなりました。と同時にキンモクセイが咲き始め、今は満開。いい香りと共に、子どもたちの「やりたがり」心をかき立てます。綺麗なオレンジ色をもらえないか、いい香りを香水のようにできないか…、そんな未来の科学者たちの挑戦が始まっています。
このキンモクセイ、1、2年生の教室の前、道路と学校の境目に何本か植っているのですが、25年前に校舎を建て替えた時には、今のように立派な木ではなかったと思います。キンモクセイは成長が早いんですよね。前庭にあるクスノキも立派になりましたし、植物も少しずつですが成長し続けています。
ところが1年生の前にあるヨウシュヤマゴボウは今年元気がないそうです。暑かったせいでしょうか。毎年1年生はこのヨウシュヤマゴボウから色もらいをしていますが、今年は収穫が十分ではないそう。そこで学校の周りにヨウシュヤマゴボウがないか探してみました。ところが「あそこに生えていたな」と思っていたところに見に行ってみると、すっかり刈られていて、ありません。駐車場の隅とか、土地の持ち主に話をすればもらえるだろうなと思っていたのですが、簡単には集めることができなそうです。雑草と一口に括られている植物にも、いろいろな魅力があるのですが…。
ほんのちょっとの紹介
運動会も終わって涼しくもなったので、いよいよ読書の秋でしょうか。そんな秋の本として何を紹介したらよいか悩みます。食欲の秋ともいうので、食べ物関係でしょうか。ハロウィンが近いので「かぼちゃ」?そんな中、私としてはやっぱり秋は「どんぐり」!
どんぐりの図鑑的な本はたくさん出ていますので、今回は少し変わったどんぐりに関する絵本を紹介します。とても静かな本です。モノクロの世界で描かれている中に、一際目立つ生命。そのコントラストがとても素敵で、子どもたちから大人まで楽しむことができる本だと思います。図書室にもあるので、ぜひめくってほしいですね。
『どんぐり』(たてのひろし 作、小峰書店)
(校長 照井)