小学校
先生コラム
1年生 総合「バッグづくり」
1年生の総合の時間。みんなに配ったのは一枚のガーゼ。配るとすぐに、「やわらかーい」「きもちいい!」と大喜び。さわっているうちに、気づくと糸がするするする…
「あ!糸が抜けた!」
ということで、この気持ちよくて不思議な布、ガーゼを調べて見ました。どんな方法で調べてもOK!よーく見て観察する子、糸を抜いてみる子、はさみで切ってみる子、液体のりをのせてみる子…と、様々な調べ方をしています。
「のりをのせても、下にしみなかった」「光に透かしたら、白いところと黒いところができた」「糸の抜き方によって、模様が変わる」「くしゃくしゃにすると、すごくやわらかい」と、様々な気づきがありました。みんなでお友達の意見を聞いて、「本当かな?」と、自分でも同じことをして調べてみます。
そんな中、「糸が重なって、布になってる」と発見したお友達が。それを聞いた子ども達は「ただ重なっているだけじゃなくて、交互になってる」「上、下、上、下…になってるよ」と、さらなる気づきを共有してくれました。
そんな友達の発表を聞いても、「どういうこと??」「よくわからないよ」という子も(「わからない」が言い合える関係って素敵です^^)。すると、黒板に来て、図を描いて説明してくれた子が。するとみんな、「なるほど!」「本当だ!」と納得。ノートには、1枚の布から分かる大発見がたくさん並びました。
そして、このガーゼの仕組みを生かして、次の時間は紙をつかってバッグを作りました。実際に、上、下、上、下…と紙を通していくのは難しかったけれど、最後まで頑張りました。お気に入りの色で作ったバッグにみんなにこにこ。
この活動は、3学期、毛糸を使った平織りにつながっていきます。細い糸で織っていくのは大変だけど、世界に一つだけの素敵な作品が完成するはず。1年生のがんばりが、今から楽しみです。
1年担任 田中




