2025.12.26

2025年度　台湾短期留学　〜第2日目〜

留学生活2日目の朝を迎え、元気にホストファミリーと一緒に登校してきました。

一晩、言葉が十分に通じない環境で頑張って過ごし、次の朝、仲間と再会できる瞬間は、大きな安心感を与えてくれます。1人でホームステイをすることは大人でも大変なことです。それを小学６年生でやるのですから、立派です！

毎朝短い時間ですが、朝の会を明星だけで持ちます。これはホストファミリー宅で困ったことがないか、体調はどうか、今日の予定はどうなっているかなどを確認するためです。

今日は、朝一番にDong Haiの皆様が用意してくださった、ウェルカムセレモニーです。明星の子どもたちや我々教員が紹介され、大きな拍手で迎えられました。Dong Hai小学校の子どもたちの司会で、日本や明星のクイズが紹介されました。

『明星は東京のどこにあるでしょうか？』（答え：三鷹市）などちょっと難しい問題もありました(^ ^)。

その後は、Dong Haiの子どもたちの生演奏で歌を歌いました。「威風堂々」の曲に合わせてリコーダーで1番、中国語でDong Haiの子どもたちが2番、日本語で明星の子どもたちが３番を歌いました。台湾のと日本の子どもたちに一体感が生まれた瞬間でした。

毎回本当に驚くのは、その歓迎ぶりとたくさんの準備に費やしてくださったであろう時間と労力です。はるばる日本から短期留学に来た我々を本当に心から歓迎してくださっているのを感じます。心が温かい台湾の人々の優しさが様々な場面で伝わってきます。

ウェルカムセレモニーの後は、教室に入って通常の授業を受けました。6年生は全部で4クラスあり、明星の子どもたちは4人ずつ各クラスに分かれて入りました。お世話をしてくれるバディーやホストブラザー/シスターのおかげで、スムーズに学校生活をスタートできました。

当然授業は何をやっているのかわからないものもあります。いきなり中国語で授業を受けてもわかるはずもありません。でもそれでいいのです。言葉が通じなくても、（何を話しているのかなあ）と想像してみたり、その授業のスタイルであったり、台湾の子どもたちの雰囲気、先生の雰囲気は感じ取れるものです。日本とは違うなぁ…日本よりすごいなぁ…日本の方がすごいなぁ…いろいろなことを感じ、その違いから物事を学んでいくことこそが、この留学の最大の目的です。観光旅行では味わえない素晴らしい経験です。

明星学園小学校はお弁当ですが、Dong Haiは給食です。日本の小学校の給食とは少し違い、子どもたちは空の弁当箱を持参し、そこに給食を配膳します。普段給食を食べたことがない明星の子どもたちは興味津々。給食当番が器に食事をよそっていってくれます。気に入ったおかずはおかわりもできます。みな美味しそうにいただいていました。Dong Haiの子どもたちはとても静かに給食を食べています。コロナ禍で静かに給食を食べるよう指導された名残でしょうか。明星の子どもたちはキョロキョロと少し落ち着かない様子で戸惑いながら食べている姿も見られました^ ^。

日本にはなくて台湾にあるものの1つが、『お昼寝タイム』です！Dong Haiでは給食を食べた後にお昼寝の時間があります! 明星でも絶対取り入れたいですね〜(^-^)。子どもたちも教員も昼食の後は、20分ほどお昼寝タイムになり、静かにしなければなりません。眠れない子は本を読んだりしても良いことになっていますが、多くの子どもたちが机に伏せて仮眠を取ります。慣れていない明星の子の子どもたちは、寝られるはずもなく、その珍しい雰囲気を楽しんでいたようです。先生たちも職員室でお昼寝しています。なんだか素敵ですね〜〜。

午後は、Dong Haiの６年生全員と明星の子どもたちと、学校近くのTunghai Universityのキャンパスを見学しました。キャンパス内には、とても素敵な教会があります。自由時間には、広い大学のキャンパスの芝生で追いかけっこをして遊ぶ姿が見られました。Dong Haiの子どもから明星の子に「一緒に遊ぼう！」と声をかけてくれて、台湾語でジャンケンをし、言葉が理解できないままでもなんとなく鬼ごっこが始まり、笑顔で楽しんで遊んでいます。小学生だからこそできることで、幼少期に国際交流をする醍醐味がそこに詰まっているように感じます。子どもたちにとって友だちになるのに言葉はあまり必要ないのです。