いよいよ学習発表会!

学習発表会一般発表直前です。

 1月に入り、どの学年も学習発表会のことに多くの時間を割くようになってきました。いえ、学年によってはもっと前から準備しているところも。そして2月中は練習も佳境に入り、今週は発表を目の前にし、最後の調整の時期となりました。それだけ子どもたちにとっても学校にとっても、学習発表会はとても重要な活動となっています。
 とはいえ、他の教科や学校生活を蔑ろにして学習発表会のことだけを考えればいいわけではありません。どの教科、どの学校生活にとっても、日常的に、また学年が終わろうとしている時期に大切にしなければならないことが多くあります。
 そのような中で、やはり学習発表会のことが中心になってくるのにはわけがあると思っています。それは教科を超えた総合的な学びであるからです。前回の学校だよりでもお話しした通り、国語の「表現活動」には位置づいていますが、内容としては国語という範疇に収まらないことも多々あります。
 また主体的に取り組むことが重要で、子どもたちからも学習発表会に対する工夫がどんどんと出てきますし、クラスや学年としてのチームワークも育まれます。子どもたちの活動はまさに適材適所で、子どものポテンシャルを引き上げるいい機会ともなっています。
 さらに学習発表会の練習を通して、人間関係を学んでいく部分もあると思います。例年この時期はインフルエンザがはやり、練習または発表当日に欠席する子どもが少なくありません。欠席した子どもの役割を誰かにお願いしなくてはならないのですが、多くの子が代役を買って出てくれます。そして欠席した子が復活すれば、また元通りの分担で進みます。代役を買って出た子にも、欠席した子にもいろいろな葛藤があると思います。特に代役で頑張って一定の評価を受けた場合、このまま続けてやりたいと思うこともあると思うのです。計り知れないクラスや学年のドラマが、発表までの過程にはあるということなのです。自分自身の自由、他者の自由、そのどちらも尊重することのできる明星っ子に育ってほしいと願っているからこそ、この時期の学習発表会の活動には多くの意味があると思っています。
 そのような過程のことも想像しながら、ぜひ22日の一般発表を楽しんでいただければと思っています。

季節の移り変わり

 まだまだ寒い日が続いていますが、じきに3月ということで、自然界は春の準備が着々と行われています。学童の近くにあるアンズの木は多くの蕾を付けています。そして32組と22組の間にある河津桜はすでにいくつかの花が咲き始めました。学校内の木々をよく見ればさらにたくさんの「春の準備」を見ることができるでしょう。
 日本のように四季がはっきりとしていると、それぞれの季節で楽しみ方があります。一方でその日本でも自然のサイクルが狂い始めている部分があるので、放っては置けない部分でもあります。アメリカが少し前にパリ協定を離脱した今、環境に対して我々ができる部分が何なのかということについて、改めて意識することが必要なのでしょう。

ほんのちょっとの紹介 

 今回は学習発表会があるので、それにちなんだ本をと思います。
 毎年学習発表会の題材は様々です。それぞれのクラスや学年で工夫しながら題材を選んでいますね。その中に3年生の『ぞうれっしゃがやってきた』があります。大戦下、戦争に巻き込まれた動物たちの実話がゾウを中心に描かれているのですが、我々の身近にもゾウにまつわるお話しがあります。『せかいでいちばん手がかかるゾウ』(井の頭自然文化園文、北村直子絵、教育評論社)というお話で、2016年まで井の頭自然文化園にいたゾウのはな子の様子が描かれている絵本です。私も含め、どれだけの明星っ子たちがこのはな子さんを見に動物園に行ったでしょうか。飼育する上でとても苦労したことなどが描かれていて、はな子のことが身近な我々にとっては大切な本です。
 はな子は2016年に69歳で永眠しましたが、吉祥寺の北口に「ゾウのはな子のブロンズ像」があることは、多くの方がご存知だと思います。この像も明星と縁が深く、卒業生で美術家の笛田亜希さんが原型を制作しています。これからも学校、卒業生、地域が一緒になって何かを作り上げる機会があるといいなと思っています。

(校長 照井)

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