バンガロール通信5:8/7(金)「グローバル・シチズンシップ&振り返り」

ついに最終日。みんな、元気に楽しんでいるように見えますが、思っている以上に疲れが溜まっている部分もあるのでしょう。集合時間は7:30。朝食は6:30から食べることができましたが、その時間にいたのは4,5人。7:00を過ぎても姿が見えない子たちがちらほら。それぞれ連絡をとってもらったり、お部屋に起こしに行ったりして、なんとか集合時間に間に合いました。パスポート、eチケットの控えがあるかを確認して1週間お世話になったホテルを後にしました。

まず向かったのは、レガシー・スクール。モンテッソーリ教育・ケンブリッジカリキュラム・I B(国際バカロレア)を取り入れている「バンガロールおよびカルナータカ州でトップクラスのインターナショナル校」とのことです。「熱烈大歓迎」という言葉は、このためにあるのでしょう。全校生徒が集まってくれ、ウェルカムセレモニーを開いてくれました。なんと先生たちも「生徒がやるのに私たちが何もしないなんて!」と素敵なダンスを披露してくださいました。私たちは、ソーラン節を。踊る前に、「ソーラン、ソーラン」「どっこいしょ〜、どっこいしょ」の掛け声を一緒に練習してもらい、ソーラン節を披露。1時間しか練習できていないとは思えない息の揃った踊りを披露した30人に拍手です。

 

その後も様々なプログラムを用意してくださっていました。

まずは小学生たちと英語でコミュニケーション。事前にこんなことを聞いてみようというカードを作ってくれていました。「インド料理は何が好き?」「インドに進出している日本の会社は?」「トヨタ知ってる?」「日本の食べ物食べたことある?」「日本のアニメ、何が好き?」スマホの翻訳アプリも駆使しながら、いろんなことを興味津々に聞いてくれる小学生たちに圧倒されつつ、お互い聞きたいこと、知りたいこと、伝えたいことが伝わるようにやりとりしていました。あるインドの小学生が何度も「フォーチュナー、フォーチュナー」と言っていて「何?何のこと?」と困っていて色々調べてみたら、トヨタがアジア向けに販売している車の車種のことでした(「日本では未発売ですが、その屈強なフレーム構造と高い悪路走破性で人気を集めています。」とのこと)。インドではまだ日本車も人気なようです。最後に小学生たちが作ってくれたしおりをプレゼントしてもらいました。嬉しい!

続けて、リーパン(リッパン?)アート体験。インドの伝統的な泥絵・粘土細工の壁画アートとのことです。それぞれが思い思いの作品を作っていました。

 

さらに、今度は高校生たちと理科の実験。理科の先生から「今、机に置いたものを使って、一番ライトを光らせたチームが優勝!それぞれ工夫を凝らして、光らせて!」。ダンボールの箱、アルミホイル、ペットボトルなどが用意されていました。どうしたらいいのだろう…「理科、本当にわからない!どうしよう」「◯◯したらいいと思うけど、(インドの生徒に)言えない。聞いてもらえなそう」「よくわかんないけど、めっちゃ光ってる!」どのチームも試行錯誤しながら、いかに光らせるかに挑戦していました。こんなふうに「概念」を見つけようとするI Bの授業、とても面白いなあと私たち教員も興味津々でした。

 

ランチもレガシースクールで用意していただいていました。

昼食後は、クリケットを教えてもらったり、サッカーやバレーボールで一緒に汗を流してみたり。はたまた音楽W Sに参加したり、Pookalam(プーカラム)という色とりどりの生花の花びらを使って地面に描く伝統的な花の絵を体験させてもらったりも。言葉の壁を超えて「交流したい!」「私たちのことも知ってほしいし、日本のことも知りたい!」という気持ちが伝わってきました。こういう時間、こんなふうに関係を作っていくことがこれからの世界には、ますます大切になっていくのだなあと思いました。(私も真面目にもう少し英語を勉強したい気持ちに。)


そして、いよいよプレゼンテーションです。Vaishたちもいるので、英語でプレゼンに挑戦!

「言いたいことを日本語で話すのも難しいのに、それを英語でなんて…」とかなり時間をかけて準備をした子がいたり、自分で素敵なポスターを作ってみたり、生成A Iの活用の仕方を教えてもらって資料を作ってみたりと、それぞれが工夫して自分が伝えたいことをみんなにシェアする時間となりました。アーユルヴェーダの施術を体験してみてわかったこと、バンガロールに住んでいる日本人にインタビューしてわかったこと、バンガロールの街中にあるアートに注目してわかったこと、NGOでの経験から「幸せって何だろう?」と真剣に考えて答えが出ない問いであることに気づいたことなどなどを話してくれました。本当に「Good presentation!」でした。

 

あっという間にバンガロール空港へ。ここからまたまた本校経由で1日移動です。
バンガロール空港は、天井も高く、緑も豊かでとても快適な空港でした。

 

1週間長かったようなあっという間だったような…。毎日、本当に盛りだくさんの7日間でした。到着当初は、「どうしよう!うっかり水道水で口濯いじゃった。大丈夫かな」と不安になってしまったり、「どれが辛くないかわからない。インドの料理は合わないかも。早速、カップラーメン、食べたちゃった!」なんてちょっぴり戸惑う声も聞こえてきたりしましたが、気がつけば、それぞれ何となく折り合いをつけてバンガロールでの毎日を送ることができるようになっていました。信号があってないようなインドでの道路の渡り方もだいぶ慣れました。

それから何より嬉しかったのは、他校の生徒、引率の先生、タイモブのスタッフのりんりん、のがちゃんとも心を開いて交流していた明星の子たちの姿をたくさん見られたこと。「かねごんと進路の話をいっぱいした!」最終日のプレゼンに向けてどうまとめていいかわからなくなっていた時も「うまくまとめられていない」と遅い時間までりんりんとお話して整理している姿があったり。他校の仲間と夜の自由時間は、夜な夜な人狼をやって楽しんでいたり。素敵な大人、仲間にたくさん出会うことができました。もちろんもっとこうしたかった!こうすればよかったと思うこともあるはずだし、答えが出ないモヤモヤの問いも持ち帰ってきたはず。簡単にわかったつもりにならずに、モヤモヤに向き合い続けていくことも大事なことだと思っているので、この7日間で感じたこと考えたことを頭の片隅に置いて、自分の大事にしたいものを見つけていってくれるといいなと思っています。初めての試みのプログラムでしたが、インドに行くと決めて参加してくれた6人に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。


(引率:小畑典子)

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