5年生 国語「短歌をあじわう」

 五年生の国語の授業では今「短歌」の世界を学習しています。先日までは、俵万智さんの『サラダ記念日』などを通して、現代の短歌を味わってきました。

 そして、今週からはいよいよ「近代短歌」に挑戦です。
 本日、5年生担任の林先生がこどもたちに紹介したのは・・・・


 たはむれに 母を背負ひて 
 そのあまり 軽きに泣きて
 三歩あゆまず (石川啄木)

 先生が黒板にゆっくりと書いていくと、子どもたちはそれを口ずさみながら静かにノートに写していきました。

 林先生は短歌の意味を最初から「教える」ことはしませんでした。まずは真っさらな心でこの歌の響きから何を感じたのかを大切にし、ノートに「わかること」「感じること」「疑問」など素朴な「心の声」を書き留めることからスタートしました。

 子どもたちがノートに書いたことは、実に鋭く、そして自由でした。

★もしかしたら、病気の母をおんぶして病院につれていくシーンなのかなあ。

★「お母さん」をおんぶしてみたら軽かったってことかなあ。

★「泣く」という字があるからきっと悲しい思い出の歌なんだと思う。

★「たはむれに」ってどういう意味?

★「三歩あゆまず」ってことは足が動かないくらいつらいことがあったと思う」

★ 自分の母が何かの理由で体重が軽すぎて悲しくて三歩もあるけなかった。

 作者の心を一生懸命に探ろうとする子どもたち。「なぜそう思ったか」という理由を綴る間、教室はとても静かな空気に包まれました。

 今日の授業は前半に学級活動をしていたため、残念ながらここでチャイムが鳴り、時間切れ。

明日の授業ではいよいよこの歌の背景に迫り、この短歌の意味や言葉の奥深さを味わっていきます。

 


(広報部 冨田)

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