小学校
先生コラム
【1年生】国語「かばくん」☆絵本を手にして
1年生の子どもたちが初めて出会う文学作品。
絵本「かばくん」。
子ども一人一人に自分の絵本が手渡されました。
- 絵本をめくり…
黒板にはビッグビッグかばくんがぺったん!
- ビッグビッグかばくんの絵からみいつけた!
ビッグビッグかばくんを見るや否や、手があがります。
「絵からは分かること教えて?」(担任)
「からだが大きい!」「鼻が大きい!」「口が大きい!」「足が大きい!」「足4本!」
「長い!」「目が小さい!」「耳が小さい!」「あごが大きい」「しっぽが小さい!」
黒板に貼ってあるビッグビッグかばくんを指さしながら、発表する子どもたち。
友達の発表を聞いて、絵本を指さしながら、共感的に学ぶ子どもたち。
教室は、自然に絵本の世界に誘われていきます。
次のページを黒板にぺったん!
- 小さくなった!
「かばくんが小さくなった」「足も小さくなったよ」「かめがでてきた!」「鼻が2つ見えるよ」「つめがある。ちょっと小さい。」「人がいる!」…。
絵から、みいつけたが始まります。
またまた、次のページをぺったん!
- みつけたよ!
- ここ!
- ここも!
「かばくんの鼻が出てる!」「息を吸おうとしているのかな」「鳥が泳いでるのもいるし、上陸しているのもいる!」「みずどりって書いてある!」「人が何か持っているよ」「かばくんにあげるキャベツとトウモロコシなんじゃない」「えさかな」「人間はかばくんの所に向かっているんじゃない」…。
そして、ビッグビッグ文章がぺったん!
- ビッグビッグ!
担任が文章を読みました。
☆☆☆☆☆☆☆
どうぶつえんに あさがきた
いちばん はやおきは だーれ
いちばん ねぼすけは だーれ
☆☆☆☆☆☆☆
絵と文が自然につながります。
「みんなに質問しているね」(担任)
「だーれ?だから!」
「はやおきは だーれ?」(担任)
「鳥!」「水鳥!」「だって、きりんやさいやかばは目をつぶってる」
「ねぼすけは だーれ?」(担任)
「かばくんだと思う。かばくんは水の中に入っているから」
「この絵は、動物園で時間は?」(担任)
「朝!だってあさって書いてある!」「一番最後のページは夜の絵だよ」
「すごいこと見つけたね。夜のページは、後で見ていこう」(担任)
「最後にきくよ。朝のページからどんな音が聞こえる?」
- 絵本に耳をあてて…
「コッコッ。鳥の鳴き声」「パタパタパタ」「ゴーゴー。かばくんのいびき。」「あくびも聞こえた!フワワワワ」「ピチピチ。かめが歩いている音!」…。
子どもたちは、朝の動物園の色々な音を聞いていました。
「かばくん」の世界を絵と文で読み深めている子どもたち。素敵です。
(副校長 伊野)