昨日、一昨日と7年生は各クラス、いつもの教室を離れ、ジブリ美術館裏の井の頭公園で「哲学対話」を行いました。まずは、バックネット裏に集合。この時間は7年2組。3人の担当がお題を持っています。田代教諭は「宇宙・神」、廣畑教諭は「信頼」、そして私は「人間」。考えてみたいテーマを持った先生の前に並びます。うまい具合に3つのグループに分かれました。続いて一人一人に「問いのカード」を引いてもらいます。私が担当する「人間」グループの生徒に渡された問いは、次のようなものです。
・動物と人間って何が違うと思う？
・動物と人間、どちらが好き？　それは何で？
・動物と会話ができたら、何を話す？　それはなぜ？
・人間が言葉を話せなかったら、どうなっていたと思う？
・人間が不死身（死なない身体）だったら、それは幸せ？
・人間は地球で一番えらい？
・人間がいなかったらこの地球は今どうなっていたと思う？
・人間が生きるために地球を壊したり動物を殺すのはいいこと？
・地球の人間があなただけになっても、生きたい？
・「人間らしさ」ってなんだと思う？

公園に向かい、歩きながら手渡された問いについて考えます。公園の木々は紅葉がすでに始まっています。陽ざしもあたたかく、心が解放されます。5～6分で公園に到着すると3つの輪をつくり、和気あいあいと対話が始まりました。教室とは違うリラックスムードです。あっという間の30分。「ふだん、こんなに頭を使うことないよ！」「また公園で対話しようよ！」そんな嬉しい声も聞こえてきました。

（副校長　堀内雅人）