明星学園

トピックス(中学校)

お知らせ

8年『探究実践』授業報告②「学校紹介プロジェクト」授業報告

中学校ニュース
今回の8年(中2)の『探究実践』のプロジェクト学習第2弾は「学校紹介プロジェクト」。生徒に与えられたミッションは以下の通り。

<各チーム、明星学園の学校紹介を行ってください。学校紹介の内容には必ず「明星学園に関わるひと・こと・ものの今昔」の要素を入れるようにしてください。今昔の観点は各チームの話し合いによって決定してください。成果物として報告書と発表用のスライドを作成します。>

まずは、学園資料を読みあうことから活動が始まりました。『明星の年輪~明星学園90年のあゆみ』が手元にあります。グループの中で「今昔の観点」についてアイデアを出し合い、決定していきます。明星学園における「運動会の今昔」「学校行事の今昔」「国際交流の今昔」「卒業研究の今昔」「樹木の今昔」「卒業生の今昔」「街並みの今昔」・・・・・・。
観点が決まったら、資料を読み込みます。しっかり読めば読むほど疑問が浮かんできます。「なぜ昔は~だったのに今は~?」「何がきっかけで、こんなに変化したのだろう?」
疑問を持った生徒たちは、校内フィールドワーク(インタビュー・観察)による情報収集に出かけます。学園資料室の大草さんには大変お世話になりました。
私のもとにも、昔のことを知っている教員ということで、たくさんの生徒がやってきました。「探究実践のプロジェクトで先生にお話を伺いたいんですが、お時間をとっていただけるでしょうか?」
私が日常的に授業で接することのない立場だからということもあるかもしれません。どの生徒も、こんな風に話しかけてきます。「昔は登山が修学旅行だったんですか? 海外に行っていたこともあるんですか?」学園史の年表を見ながら質問してきます。「昔の運動会では、こんな種目もあったんですか?」 私も次第に昔の記憶がよみがえり、つい長話になってしまいます。私にとっても大変楽しい時間でした。
収集した情報は整理され、ポスターによる中間報告会を受けて最終練り上げ、発表スライドの作成に取り掛かり、クラス内でのスライドによる発表へとつながりました。

12月24日、各クラスから選ばれた代表チームが他の3クラスをめぐり、他クラスの発表を見あうことができました。プロジェクトの過程において頭と体を善く使い、情報収集と整理を行っていたチームです。これがまさに来年の卒業研究につながる「してみる」活動です。今回のプロジェクトの一つ一つが、そのまま卒研に生かされる大きな経験になったことでしょう。今後の彼らの成長を楽しみにしています。
(副校長 堀内)