明星学園

トピックス(中学校)

お知らせ

早稲田大学国語教育学会と明星学園とのご縁

中学校ニュース
2022年度早稲田大学国語教育学会夏の大会のシンポジウムにシンポジストの一人として招かれ、明星学園中学校の国語教育と探究教育について発表する機会をいただきました。

テーマ:探究教育における国語科教育

シンポジスト:久下谷明先生(お茶の水女子大附属小学校)
シンポジスト:堀内雅人(明星学園中学校)
シンポジスト:柴田希先生(慶応義塾高等学校)

久下谷先生からはお茶大附属小で実践している「算数」の授業、「てつがく」の授業のお話がありました。
子どもたちが試行錯誤しながら対話を大切にし、自らの気づきに価値を置く授業は、明星学園が目指している所と同じであり、学ぶべきことがたくさんあるように思いました。
柴田先生の慶應義塾高校での実践は、文学作品や評論文を映画などの映像作品と比較しながら思考を深めていくというものでした。明星学園中学校の「総合探究科」で学習した次の段階の探究的な国語教育の具体例として大変参考になるものでした。

コロナ禍の状況ということでハイフレックス方式で開催され、対面での参加者が限られていたということもあり、会場はそれほど多くの人が入っていたわけではありませんでしたが、逆に知っているお顔が何人もいてびっくりしました。今年の3月に明星を卒業して早稲田に入学した学生が授業を終えて駆けつけてくれました。私が明星で初めて授業をした学年の生徒の保護者だった方、数年前まで中学校の同僚で現在、大学で教鞭をとられている先生、学園資料を担当されている方。まさにオールMYOJOに支えられているようで、心強い限りでした。

会が終わった後、国語教育学会の次期代表委員に就任された堀誠先生(中国文学)から声をかけていただきました。「個人的に、明星学園には大変関心を持っているんです。」恩師であった柳瀬喜代志先生の親友が明星学園小学校の内藤哲彦先生(愛称ガッパ)だったということもあり、ガッパとは親交があったということ。また、同じくお世話になった文学部の松浦智久先生のお嬢さん二人が明星学園で学び、さらに早稲田大学で中国文学を専攻、現在共に大学の研究者になっていること。実はその松浦先生の奥様が、私が教員1年目に出会い、今日この会場に先ほどまでいらしていた松浦さんだったということを恥ずかしながら初めて知ることになりました。本当に温かいものを感じることができた一日でした。

なお、早稲田大学の総長選挙が行われ16日に開票されましたが、現総長の田中愛治氏が再任されました。田中先生は明星学園小学校の出身でもあります。また、改めて紹介させていただきます。

(中学校副校長 堀内)