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【卒業研究】中間報告会

中学校ニュース
卒業研究 中間報告会を振り返って

9月6日、今年度の卒業研究の中間報告会が行われた。中学校のすべての教員が関わり、すべての生徒が自分達の興味関心のあることをテーマにし、これまで研究してきたことを発表したのだ。
もちろんまだまだ研究が足らず、若干の気まずさを感じながらも発表をする生徒、しっかりと研究をしてきたとはいえ、発表することに緊張している生徒、
みんなの前で嬉々とした表情で発表すること自体を楽しんでいる生徒、その様子も様々であった。
「いつでも答がある」問いに答えるだけの勉強だけでなく、自分なりの答を自分で見つけ出していくという、こういった活動も子ども達のこれからの成長にとってとても大切なことであると感じられた。
                                                                             9年卒業研究担当 工藤圭輔

      


9年生卒業研究は、1996年から始まり、30年近い歴史のある明星学園中学校の活動の一つです。
始まりは、中学3年生が約1年間かけて、自らが興味・関心のあるテーマを決定し、自分なりの考察を文章にまとめる「卒業研究論文」。
この取り組みは、自己と向き合う機会を持たせる意味で、重要な役割を果たしています。
明星学園は、1時間の授業を大切にする学校です。しかし、目指すものは1時間の中で完結するわけではありません。
そもそもの始まりが、授業という受身の場以外で、自分自身の興味や内面を表現できるようにという意図からでした。
生徒一人ひとりにテーマを設定させ、担当する先生を自分で選ぶこと。原稿用紙30枚分を目安に論文を書くところからスタートた卒業研究。
それを支えてくださったのは、中学校全学年の先生方・非常勤の先生・校長・副校長の熱い思いと卒業研究ボランティア(保護者)の皆さまの熱い思いです。
この始まりから、長い年月をかけ、現在に至るということになります。
今年は、どんなテーマが集まり、どのような発表を見せてくれるのか、9年生のこれからの活動が楽しみです。

(副校長 石井)